誰でも簡単に自己発信できるようになった時代に、僕も含めてたくさんの人が、「人を感動させる側にまわりたい!」って思ってます。

ただ、どの世界にも上には上がいて、どれだけ頑張っても、「自分なんて大したこないなぁ。」と落ち込むわけですが、

そんな思いを持ってる人は僕だけじゃないと思います。

でもふと思うのは、『人を感動させる』ことが難しいなら、実は、自分の役割は、『人を感動させる』ことじゃなくて、『人に感動する』ことなんじゃないの?ということです。

学校に講演会に行かせてもらった時、僕は自分の経験をあれこれ必死に伝えて、目の前の子どもを感動させようとするのですが、うまくいきません。

そんな時、自分が自分に言うんです。

「人を感動させるなんてお前ごときがおこがましいことを思うなよ。」と(笑)

すると肩の力が抜けて、インスピレーションがやってきます。

「俺が目の前の子ども達を感動させるのではなくて、俺が目の前の子ども達に感動しよう。」

そこから、僕が子どもたちにあれこれ質問し始めると、子どもたちから素晴らしい発言がポンポン飛び出すんです。

「部活動を頑張りたい!」

「僕も挑戦したい!」

「補欠なので悔しい!」

その思いを聞いて僕は感動するんです。

すると不思議なことに、子ども達が子ども達の発言に感動してくれた僕に感動し始めるんです。

人を感動させる話し方、人を感動させる間の取り方、などなど、人を感動させるテクニックは数々あると思いますが、

それはあくまで表面的な部分であって、

人を感動させる本質は、【人に感動できる素直な心】にあると思います。

だから、『人を感動させる』ことが難しい人は、『人を感動させる』ことができない自分を責めるのではなくて、『人に感動できる』素直な自分を誇るんです。

僕から言わせてもらうと、人を感動させる力より、人に感動できる力のほうが偉大です。

『人に感動できる』あなたが、『人を感動させる』あの人の力の源になってるんですから。

休足日、ちょっと立ち止まって、そんなことを考えてます。

もっと素直になりたーい。

今日もあなたの人生が絶好調に幸せでありますように☆