【あなたを見て言葉を書きます。】
ボロいスーツケースに立て掛けた手書きの看板。
僕は道端に布を広げ、その上に座って筆を持ち、
立ち止まった女性に言葉を書いている。
「ありがとうございます、、。感動しました、、。」と、
女性が涙を流してお金を置いていく。
ありがたいありがたいお金。
心のこもったお金。
で、
エッチなDVDを買う。
変な気持ちになる。
誰にも言えない気持ち。
週刊誌にすっぱぬかれるんじゃないかという気持ち。
Facebookを見ていて、ふと昔そんな気持ちになったことを思い出す。
タイムラインに流れてくる幸せな風景。
みんなの心にある、
「なんで私だけ、、。」
っていう葛藤は密かに大きくなる。
「結婚しました!」なんていう記事に興味なんてない。
それでも一応、読まずして、イイネ。
その反面、
「離婚しました。」っていう記事には鋭く反応。
記事を注意深く読みながら、
心の何とも言えない部分が刺激されてるのが分かる。
そんな自分に嫌気が指す。
そして、こんなことは絶対に誰にも言えないと思っている。
でも、僕は思う。
「こんなことは絶対に誰にも言えないと思っている。」という部分で人は繋がっている。
明るくて前向きで素晴らしくて。
人はそんな部分で繋がってるんじゃない。
嘘つきで隠し事があって人の不幸を喜んで。
実は、人はそんな部分で繋がってる。
全員、例外なく。
だから、安心しな。
一人じゃないよ。
今日もあなたの人生が絶好調に幸せでありますように。