「だからといって基準」について | 佐野みつひこ のオフィシャルブログ

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所沢市議会議員(1期目)
会派「自由民主党・無所属の会」
自由民主党公認
前回、最下位当選!
所沢市の未来に責任!今こそ身を切る改革の断行を!!

現在は、緊急事態宣言もまん防も、何も出ていない状況であり、飲食店の営業時間や県境を跨ぐ移動などの規制も無く、どこへ飲みに行くのも旅行に行くのも全て自由、という状況であるのは周知のことでしょう。
そんな中にあっても、今度はまた新たな自粛基準が出てきています。これを私は「だからといって基準」と(勝手に)定義付けました。要するに、何も規制が無い状況であったとしても「だからといってそれはやってはダメでしょう」と批判される可能性のある行動基準です。この「だからといって基準」は、私たち政治家や公務員などのような公職にある者や、大企業の経営者や有名人、あるいは企業体や法人体そのものなどが特に注意しなければならない基準です。

例えば、今、何も規制のない状況であるけれども、「だからといって」、政治家が後期高齢者を何十人も集めて市政報告会を開いたら、、、あるいは近所の飲食店を借り切って大宴会を開催したら、、、さらにはカラオケに行ったら、音楽フェスに行ったら、はたまた旅行に行ったら、、、果たしてどうなるか、ということです。
間違いなく批判の的に晒されると思います。規制は無いが「だからといって」それはダメだろう、となります。

私としても、立場上まだまだ市政報告会や宴会の開催、あるいはカラオケだの旅行だの、はたまた民間団体の委員会活動だのといった活動は、たとえ世間の方々が大手を振るってやっていたとしても、自分だけは我慢して控えるべきだとは思っています。
ただ、面白いのは、この「だからといって基準」が、これが良くてこれが悪いというような明確な条文にはなっておらず、各人がそれぞれで判断すべきぼんやりとした基準となっている点にあります。つまり人によって基準となるラインが異なるのです。明文化されていないからこそ難しく、逆に言うとそのせいで行政機関は全ての人が納得できる最大のボーダーラインを頑なに維持せざるを得ない要因の一つになっていると思われます。