ウクライナ情勢における不毛な感情的対立について | 佐野みつひこ のオフィシャルブログ

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所沢市議会議員(1期目)
会派「自由民主党・無所属の会」
自由民主党公認
前回、最下位当選!
所沢市の未来に責任!今こそ身を切る改革の断行を!!

ウクライナ情勢問題では、「ウクライナのDSとネオナチを滅ぼせ!」とか、逆に、「あいつは親露派だスパイだ、けしからん!」といったような、まるで何かに駆り立てられたかのような感情的な投稿も多く、正直困惑しています。

せっかく歴史的な大事件、ヨーロッパ史の大転換期に立ち会えているのですから、良い学びの機会と捉えて、もっと冷静に両国の歴史的、社会的背景を学んで、双方の思惑や意図を分析することが重要なのではないかと思います。こんな事ごときで批判合戦をして対立を産むことは、関ヶ原で徳川家康と石田三成のどちらが正しかったかを青筋立てて怒り狂いながら怒鳴り合うのと同じくらい無意味なことです。普通、東軍が好きか、西軍が好きかで、今回のような対立にはならないでしょう。

国際金融資本の手先であるオリガルヒに毒されたウクライナは決して品行方正な国ではないという事は間違いなく、またロシアとしては国際法に違反して欧米から批判されることとそれでもウクライナに攻め込むことで得られる利益を天秤に掛けて、どちらがより国益にかなうかという判断をしたというだけに過ぎないわけでして、勿論たとえそうだとしても「強盗殺人をした犯人にも言い分はある」ということが通用するわけがないという意味では、日本としてはウクライナ側に付くことは妥当な判断とも言える、くらいの感覚で見ているのですが、なんだかこの件に関しては世間一般の人達がかなりセンシティブになっていて、迂闊にコメントできません。

一体、何が大衆をここまでの感情に駆り立てたのかは、分析の余地がありそうですね。