船場のレトロ建物　浮世小路

今橋通りと高麗橋通りの間にある狭い浮世小路はもと背割り下水(太閤下水)が埋め立てられてできた通り。

小路は阪神高速1号線(旧西横堀川)から東横堀川まで通じていて北船場ではここだけです。

裏通りであるからして風呂屋、揚弓場・矢場(ヤバい所)、質屋、船場の旦那・番頭の妾宅もしくはそういう人が営む習い事の師匠宅、等などが建ち並ぶ浮世のありさまが見渡せられる風情から付いた通り名のようです。歩道銘板タイルの図柄が通りを表しています。

圓井雅選堂は1912年築？(明治末〜大正初)

階高の高い2階部分に細長格子の虫籠(むしこ)窓、軒裏も塗り込められた漆喰塗り、両側の卯建。1階の腰板張り、犬矢来、茶道趣味豊かな古美術店。

玄関のガラス扉、ショーウインドウは改装されてはいますが奥には茶室があると本で読んだことがありましたが真偽の程は、、、、

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グランサンクタス淀屋橋

北は今橋通り、南は浮世小路、東側は三休橋筋に面した建物で元は旧大阪農工銀行本店、次に八木通商、現在は分譲マンションです。

1918年RC造2F、辰野金吾・片岡安の設計

当初、辰野式の赤煉瓦造だったのが1929年三休橋筋拡幅のため国枝博設計でアラベスク模様のテラコッタの外壁、3Fに改修。

元は東京駅みたいだったのでしょうか

更に2013年地上13F・B1に保存改築、外壁を曳家工法で移動したとのことです。

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