横浜、三か所でストロンチウム検出 | みつぐの「蒼穹の果て」

横浜、三か所でストロンチウム検出

過日、横浜市民有志による「放射能検知」の活動の中、市内三か所で放射性物質「ストロンチウム」が検出され、福島原発20キロ圏内と同等もしくはそれ以上の数値を示した、との報道がなされました。

いずれも、人が多く行き交う公園や、5階建てマンションの屋上など、生活空間からの検出。ストロンチウム(90であれば)は、一時期話題になった「セシウム」などよりもはるかに人体への影響は高く、また人間の骨に吸収されるとその値が半減するまでに50年の期間を要するといいます(セシウムは90日前後で排出)。

カルシウムと似た行動?を示すので、カルシウムの代わりに骨に吸収され、その分だけカルシウムを追い出すそうです。

半減するまでに50年、ということは全てが排出されるまでにほぼ一生を費やすということ。
いや、正直なところこういうやっかいな放射性物質は骨まで入り込むと白血病など引き起こしやすいので、少なくともその人が亡くなるまで、その物質との戦いと言っても過言ではないでしょう。


ただ、一つだけ気になるのは、マスコミはこれを(これにまつわる多くのことを)全て「福島原発のせい」と、何の根拠もなく喧伝しすぎてはいないでしょうか。
確かに福島原発から撒かれた高放射能廃棄物系の物質は、偏西風とは逆の風にのって関東各県へとまき散らされました。ですがその事実と、関東各地から検出された放射性物質の因果関係が証明されたわけではありません。

もちろん「証明されていない」だけで、福島原発からのものではないと言えるわけもありませんし、むしろその可能性が高いのは事実ではないかと思いますが、そもそも、今回の事故以前にこれまでその場所で「放射性物質があるかないか」の精査がされたかどうか自体疑わしいと思っています。
もしかしたらそれは「以前から」厳然としてそこにあった物質かも知れません。

正直、原子力発電は安全、という根も葉もない安全神話の中で眠っていた人たちにとって今回の事故はまさに寝耳に水であるのは事実でしょうが、何もかもを根拠もなく「福島原発事故」のせいだけにしてはいけないと思います。


それに、今回、その三か所から検出されたストロンチウムが放射性物質である「ストロンチウム90」なのか、それ以外のストロンチウムなのかの検証が、はっきり行われているかどうかもわかりません。自然の中にも、たとえば「ストロンチウムを普通に含んでいる石」などもありますし、花火の材料(特に赤い色)には「酸化ストロンチウム」が使われることも多いらしいのです。横浜などは「みなとみらい」あたりで花火が打ち上げられることも多いので、その残留物である可能性も考えられます。
(花火に使われる酸化ストロンチウムが、残留物として検出されるかどうかは不明)
同じストロンチウムでも、ストロンチウム89などは、先の「カルシウムに近い行動をとる」ところから、骨の腫瘍などの治療に使われる、という事実もあります。コレステロールみたいに悪玉と善玉がいるってことですかね?w

何にせよ、すわ「放射能物質だ、危険だ、原発のせいだ」と短絡に考えて騒ぐことはよくないと思いますし、特にマスコミには風評被害に関して敏感であってほしいと思います。火のないところにやたら煙を立てたがっているのはあなた方だと思うから。


上記の文は「原発擁護」に読めてしまうかもしれませんが、自分は「原発再稼働反対派」「核兵器廃絶論者」。ただ「風が吹けば桶屋が儲かる」的な考え方には、警鐘を鳴らしておきたいと思うだけです。