NZ 北島 タウランガ、ロトルア(1)
今日から2月、如月、「衣更着、着更着」とも書き、日本やヨーロッパの北半球にお住まいの皆様は、「衣も更に着るほど」寒さが厳しくなる月ですので、お風邪をめしませぬようにご自愛ください。
反対の南半球は、夏の真最中です.。私は6年ぶりに友人の住むニュージランドの北島タウランガとロトルアへ行きました。
タウランガは、大平洋に面しているので比較的1年中暖かく過ごし易いので、リタイアした人達が大勢ひっ越されて、町が一段と大きくなり、家屋も随分たくさん郊外まで建ちました。
町の中心辺りに、インフォメーションセンタ~があります。ここが遠距離バスの乗り場にもなっています。
10メートル先は 波止場です。
インフォメーションの真向かいには、アートギャラリーも数年前に建設されました。
中に入ると ホールは明るい壁画が飾られ、
2階の展示物は、原住民を尊敬してマオリフラックス織 でした、
台湾山岳地が発祥のマオリ族は、日本を経由して、ハワイキに住んだ先祖がニュージランドを発見したのですから、
マオリ族と日本民族の文化に類似性があります。絵柄が似ています。
ゴザ・籠 も似ていますね。
日本文化の影響が、ニュージランド人の陶器の作品にも見られ 波や山が書かれています。
夏休みなので子供もアートに夢中でした。
私の友人宅は郊外の果樹園です。
オークランドから引っ越されて20年、植えたリンゴ、
グレープフルーツ、プルーンなどが今では大きく育ち、食べきらないほど果物がなります。
木の選定を私も手伝いました。
豊富な野菜と果物を毎日ジュースやジャムも作り、天然の抗酸化酵素を一杯食べました。
ご主人は英国人の方ですが、日本の盆栽や日本庭園を自ら作りました。
タウランガコミュニセンターの毎月の催しである “ヒーリング” にも参加しました。
会場では、当日、最初に施術するプラクティショナーの紹介があり、何と25人位のメンバーには驚かされました。
ニュージランドは、日本のような国民医療保健制度はなく、全員が医療費免除の国ですから、ACCの救急医療以外は
手術にしてもWaiting Listの順番待ちですので、自然療法が盛んです。
ヒーリングを受ける人は、好きなテーブルに座ります。
7人位が 日本発祥の 霊気師
マーサッジ師
クラリオセラピー
スピリチュアルカラーセラピー、タロット占い は盛んでした。
翌日は 赤十字 レッドクロスの
セカンドハウスショップのボランティアも現地のスタッフに交じって経験しました。
いらなくなった古着や
本、コップ、ソファ、家具など何でも取り扱っていて、1ドル~5ドル位で買えます。
日本やヨーロッパでは100円、1ユーロショップがあるので、人の使ったものは誰も欲しがらないですが、水産と農業国のニュージランドでは、物を作る工場があまりなく、他国からの輸入が多いので、どんなささやかな部品、釘一つも捨てないで、セカンドハンドショップに持って行くか、車庫に保管する人もあり、古い物をとても大事にする国民です。 なので、粗大ごみなどはあまりなく、電気製品、自動車、家さえも、自分達で修理する人が多いです。
友人の古い友であるフェースさんとも、ガーデンカフェでお茶をしました。
苗や花の他に、日本の見ざる聞かざる言わざるの像まで販売していました。
オーガニックのランチがとても美味しかったです。
ニュージランドの歴史は
1000年前に、ハワイキから筏でやってきた原住民マオリの人が作った国 “アオテアロア”に、
250年前に、ヨーロッパのイギリス、オランダ、フランス人がやってきて、マオリ族とのワイタンギ条約を結んだ後に
イギリスの植民地なりました。
そして、アジアの中国 フイリッピン、韓国から オセアニアのサモア、フィジーなどからの移民達も加わり、戦後、
イギリスから独立しましたが、多くの移民国家ですから、国民は逞しく、明るく、親切な人達が多いです。
このように、タウランガでの身近な現地の生活を通じて、やはり、ニュージランドは私の第2の故郷に思えます。
日本を離れ50年もニュージランドに住んでいるタウランガの友人に感謝です。
2019年も、皆様と共に元気で歩みましょう! 松村温江