2016年6月15日

ルクセンブルグ 初夏のガーデン
 

森の国ルクセンブルグの初夏は毎日雨が降り続き、植物は勢いよく成長します。




 

4月の裏庭の小さな野菜畑

 


6月の野菜畑は、レタスが大きく成長、ルッコラ、春菊も元気です。






 

畑の傍から、5月には、春一番のSweet Woodruff(英名) クルマバ草(和名) Wald Mayster(独名) が地面を覆うように咲きます。

 


春の野草(ハーブ)はタンポポのように、一般的に苦みがあって心臓を活性化させ、毒素を体から排出する作用がありますので、この Wald Mayster もワインの香りづけに使い、Mayster Wine (5月のワイン)と名づけられ、春の時期にドイツやベルギーで生産されています。

 
左が
Mayster Wine          右が昨年乾燥させたクルマバ草



今年咲いた Wald Mayster を摘んでハーブティーにすると、さっぱりした風味がして毒素を体から追い出して元気になる感じがします。

 





畑の後ろ側は、色々なベリーが花を咲かせ始めます。

 

イチゴ

 

 

白カシス



 

フランボワーズ(ラズベリー)も、もうすぐ赤い実がなります。



 





道路から玄関に繋がるスペース(前庭)を、4年間かけてハーブガーデンにしました。







建物に沿った左側の狭いスペースといえども、レモンバーム、アップルミント、ペパーミント、パイナップルミント、ジンジャミント、パイナップルミントが植えてあります。(上の写真)




初夏のハーブガーデンの様子



 


 






タイム
がピンクの花を咲かせ、






コモンセージの紫の花、









 

バラは種類毎に形も違い、花の色も白、ピンク、赤、オレンジと目を楽しませてくれます。


 




フレンチラベンダー
は、ウサギの耳のような花穂が立ち始めています。 その後ろに コモンラベンダーの茎がみえます。



 

昨年作ったコモンラベンダー(左)と、ペパーミント(右)の砂糖漬け




それを入れたラベンダークッキーは、ラベンダーの風味がして美味しいです。

 


ペパーミントのクッキー





コリアンダー
は、寒いルクセンブルグでは種からは育たないので苗を買って植え替えたら、立派に咲きましたので、

 それを使ったコリアンダークッキーもなかなか良い出来です。

 





ウィンターサボリー
は、プロバンスハーブの一成分としてブレンドされているように、大変勢い良く成長が早いです。


 




ウインターサボリーは、タイムなような匂いがして殺菌力が強く、ドイツでは豆料理の風味つけに利用されます。




フルーツポンチの中に、クルマバ草をいれても相性が良く爽やかです。


 


マジョラム






最後に マジョラム、小バジルなどで飾ったカナッペをお召し上がりください。






このようにハーブは色、香り、味を料理につけるだけではなく、抗酸化酵素が一杯あって、私達の体を錆びさせずに免疫力をあげてくれますので、皆様も、紫蘇、山椒、わさび、柚子、生姜などの日本のハーブをお料理に沢山お使い下さい。


 

ハーブやの野菜は、生活に豊かさを与えてくれます。 それを育てた大地に自然と感謝する気持ちになります。
     
       お陰様で
       松村温江


       

        


               すみれ