201
5年12月23日

NZ 森と動物保護協会 

明日はクリスマスイブです。どうぞ神聖なクリスマスをお迎え下さい。


   
 

 

さて、ニュージランドは原生植物や動物の保護のために旅行者の登山靴を税関が厳しくチェックしています。民間でもForest and Bird Protection Society 森と動物を守る会があるのをご存知ですか?


 

 

そのメンバーに連れられて、先週 マルイヤスプリングの手前のルーズパスにあるBoyle Base Hut に行ってきました。

 
 

道中の風景は

 

 

 

 

 

漸くハットに着きました。使用の規則があります。

 

 

屋内の様子。ガスや水道は通じておりませんので、料理は槇の暖炉でします。


 

 
 

トイレはこの小屋から30メートル離れたポットン便所です。紙は個人持ち。

夜中は真っ黒で動物が出そうだから、絶対私は行かないようにしました。


 

 

 

飲水は小屋の後ろを走る上流の小川から組みます。ここは天然の冷蔵庫でもあります。


 

 

 

茶碗や体を洗うのは、横を流れる下流の小川です。汚染をふせぐために良く考えて使っています。

 

 

 

さて、翌日から、どの動物、植物が生存しているかの調査を開始しました。

動物の足跡を調査することに寄って確かめる方法でした。



      ポッサムの足跡


   

 

今回は、川サイド、山サイドに分かれて行動しました。

   

 

初日 私はレスリーのお供で川サイドに、隠してあるトラック(15カ所)にピーナッツバターのエサを置きました。

      
        



 

2日目は、エサを肉に代えました。

  
   

 

 

 

そして、トラックの中にはめてあった黒い厚紙を集めて持ち帰り、足跡を比較しました。

左はラット      真ん中はマウス     右はポッサム

 

 

 

3日目は、私はジェーンのお供で、山サイド St James Walkway を歩きました。

 

 



 

マヌカの木が沢山自生していて、こんなに綺麗な白花を咲かせています。



 

 

最初はオレンジマークの一般の登山者が歩く道です。

  
 

 

NZオーキッドの白花、緑花、青花の3種類があることをジェーンは私に教えて下さいました。どの種類も小さくて綺麗でした。

  
             
 
    

 

吊り橋を越えてからは、


 

 

今度は小さい黄色の旗が目印(写真左側)の危険ゾーンを歩きますので、時には左は絶壁な所もあって落ちないように猿のように身をかがめてよじ登りました。


 


 

 

そして、その近くに鳥の巣を狙うスタウト(イタチの仲間)を捕獲するデンジャボックスのエサを交換しました。



 

 

 

この日は、スタウトは捕獲できませんでしたが、以前の写真がハットに飾ってありました。


 

 

 

政府の自然保護局DOCだけではなく、このような民間人がニュージランドの自然を守っておりますので、手つかずの壮大なニュージランドの観光の醍醐味があると思いました。



スノウタサック(水を留める役目)

 



プーハ(マオリの食用菜)

 

 

 

2016年に向け、ご健康でご多幸に恵まれる良い新年をお迎え下さいますようにお祈り申し上げます。

           

合掌   松村温江