2013年6月8日

ルクセンブルグ ガーデニング 

 

ドイツ、チェコの水害が、日本のニュースに流れていたようです。その様子からも想像できますように、今年のヨーロッパの春は、先週まで雨ばかり降って居て、冬のような寒さが続いておりましたから、川の水が氾濫したのです。

ここルクセンブルグでも、ニュースにはなりませんでしたが、私が、ニュージランドを経由して日本からやってきたのは4月で雨模様で、5月も雨続きの日でしたから、娘の家の近くに流れる小川も水で潤い、緑の草木で鬱蒼としています。
 

  
 
 

でも今週からは、漸く晴天になりましたので、久しぶりに町に散歩に出かけ、ルクセンブルグの汽車の駅から、世界遺産になっている旧町を歩いた途中で写した写真です。やはり今年は雨が多かったので、町は緑で覆われています。

 

 

漸く昨日から晴れたので、待ちに待ったガーデニングが出来ます。

4月に来た時に、私が最初に行ったことは、野菜畑の古い土を掘った後、昨年のコンポストの中味(熟成して堆肥になった土)を撒き、古い土と混ぜ合わせて土作りをしました。

 
 

 

 

そして、毎日台所から出た野菜くずを、こまめに庭の隅に置いた古いリンゴ箱を活用したコンポスト容器(2個)に捨てに行っての堆肥作りを再び始めました。

 
 

 

台所の野菜くず、コーヒやお茶の葉の湿ったものと、庭にある乾燥した落ち葉を交互に入れてゆくだけで、簡単に有機肥料ができます。6月の今は、もう 生クズがこんなに一杯になり、みみずなどの虫によって分解され初めていて、暑い夏が過ぎ秋の終わりには、コンポスト容器の中身の一部分が栄養を含んだ土に変わります。


 
 
 

 

土の用意が出来た5月には、種まきと苗植えをします。

野菜畑には、昨年植えた多年草のソリルや、株分けしたチャイブが、元気に今年も自生しています。その横に、今年は、トマト、ピーマン、茄子、レタスの苗を植えました。

日本からは、オクラ、ミズナ、青紫蘇の種をもって来て、孫のマリカと種まきをしました。

 

 
  

 

オクラの芽が、漸くでましたが、2,3日後にカタツムリか、ナメクジに食べられてしまいました。 苗植えのレタス、ピーマン、トマトの柔らかい葉っぱも、昨年から自生したソリルも食べられています。特に雨が多かったので、カタツムリや生くじが大発生して、毎日、野菜畑と、前庭のハーブガーデンを見回りして、こまめにカタツムリとナメクジ退治をしました。

 
 
  

 

 

親指位の大きなカタツムリ。フランスではカタツムリをとってから2ヶ月くらい栄養を与えて育て、砂出したものが料理の材料であるエスカルゴです。それほどヨーロッパのカタツムリは大きいですから、アニスなどの柔らかい葉は、1日で食べつくされます。


 
  

 

 

それで、今年は、昨年カタツムリやナメクジに食べられてしまった、アニスや、イタリアンパセリは、地植えをしないで、鉢植えにして石庭に置きました。

 

 

 

前庭の5月のハーブガーデンです。2年前に植えたタイムは、もうタイムの階段にまで成長しました。 

 

 

タイムの隣には、株分けしたチャイブです。コンパニオンハーブで、他のハーブの近くに植えると虫をよけてくれる強いハーブですが、綺麗な花を咲かせています。日本のあさつきのネギと同じです。

 
 

 

大きく中央に育っているのはマギ―プラントです。本当にマギ―スープの匂いが強いので、料理に使うと他の食材の匂いを消してしまうほどです。

マジョラム2種類も、こんなに立派になりました。トマト料理に合います。

 

  
 
 

 

ハーブの薬効は、私の本 「あなたが名医」の P118~ 121 を御覧下さいね。

暮しの手帖社のネットでも、少し読めます

 

http://www.kurashi-no-techo.co.jp/shuppan-service/books/book13.html

 

 

皆様の御蔭で、 5月末に発刊した私の本「あなたが名医」が、良い反響を頂いております。今後の私の自然療法暮らしを続ける励みになり、皆さまと共に今後も励まし合いながら歩みたいと思いますので、宜しくご支援下さい。

 

 

 

今日、日曜日は母の日でしたね。家事は毎日続く大切な仕事です。世の中のお母様達ご苦労様です! ルクセンブルグで母の日に頂いたケーキです。チョコレートとベリー(ラズベリーとブラックカラント)でできたハートの形です。写真だけで失礼しますが、どうぞ味わって下さい。酸っぱさと甘さの良いミックス度でした。

 

 

ヨーロッパの夏はこれからがベリー類の収穫期です。庭に自生しているラズベリー(白いフェンスに沿っている高い草)とストロベリー(下の写真、花が咲き始めました)の6月現在の状態です。

 
 


 
 

 

御身体ご自愛くださいませ。                      
感謝    松村温江