掛け算で注意したいところは、演算結果後のDレジスタのエリアです。
演算結果として2ワードのエリアを必要とします。
間違いや勘違いをしない為にも乗算は2ワードをワンセットとして使うようにすればいいと思います。
・入力条件がONすると
S1 で指定されたデバイスの内容と
S2 で指定されたデバイスの内容との乗算を行い,
その結果をD で指定されたデバイスに格納します。
16ビットデータ×16ビットデータの答えを格納するためには16ビット(1ワード)では不十分です。
そのため,プログラムで指定されたD10と,次のデバイス番号のD11が答えの入れ物として用意されます。
答えの入れ物として,32ビットのレジスタとして扱うから,D10の左端のビット(B15)は正負判定ビットではなく,データ部の1部
として扱われます。
*(P)命令で得た演算結果を利用してプログラミングするときは,32ビット扱いの命令にしなければなりません。
(たとえば,DMOV命令,DBCD命令などです。)