こんにちは。行政書士の瀬野です。
最近は、お笑い芸人徳井さんの申告漏れ事件が、同業者の中で割とホットな話題です。
法人を作っておいて、確定申告をしないという選択肢を多分誰も思いつかないので。。。
9年間無申告&社会保険未加入とは、なかなかの事態です。
週刊誌からは「アホなふりをした知能犯」的な扱いをされていますが、
そう思われても仕方ないですね。
本当にルーズだったのかどうだったのか、実際のところは、真実は本人のみぞ知る、です。
*本文と全然関係ないですが、本日のイラストは私がillustratorで書いた自作です(笑)
-----------------
さて本日は、「ものづくり補助金の準備はいつから?」と題して説明いたします。
ズバリ、「公募開始の3か月前から」です!
公募開始から検討を初めて、締切に向けて突貫工事でザザザーっと仕上げた申請書と、
公募3か月前から用意周到に、キッチリとポイントを押さえて仕上げた申請書。
審査員の目に留まるのは、当然後者です。
ものづくり補助金の申請準備は、申請未経験者の方が想像する以上に多くの準備工程が必要になります。
その中でも、より時間をかける部分が、「代表者様からのヒアリング」です。
たまに、「補助金サポートをしている所に丸投げしたら、自動的に申請をしてもらえて、いつの間にか補助金が入金されている」と思われている方がいらっしゃいますが、これは実質無理です。
その会社の強みを一番熟知しているのは経営者で、こちらはあくまで補助金申請支援の役割なので、想像して勝手に事業計画書を作成する訳には行かないのです。
仮に、その様にして作成された申請書は、中身がスカスカで審査員の心に響かず、何か不自然なものになると思います。当然、採択される可能性も低いでしょう。
ものづくり補助金の公募開始と同時に、ルールブックとなる公募要領も公開されますが、その中でメインとなる部分が「審査項目」です。
審査項目欄には、
・補助事業の適格性
・技術面
・事業化面
・政策面
・加点項目
の5つの分野で、何をどの様に審査するのかが書かれているので、それらを正確に読み取り、対応するように仕上げる過程でも、代表者様からのヒアリングが生きてきます。