2024年 2月 15日

今日も読んでくださりありがとうございます✨!

 

このブログは、自閉症スペクトラム障害であり、抑うつとパニック障害の経験のある私が、どのようにしてより良く豊かに生活していこうとしているか、日々を綴っているブログです。

日常での気づきや、ためになったこと等、シェアもできたらと思っております。

 

読んで頂き、少しでも参考になりましたら幸いです。

 

私にとっての精神科とは

 

最近、ある精神科医の方のYoutubeチャンネルをよく見ます。

病気や回復などの説明はもちろん、世間を賑わせているニュースについても、精神科医の目線から解説されており、すごく勉強になります。

 

私は10代の時に地元大阪の心療内科に約6年通いましたが、治療の効果は全くありませんでした。

 

理由は、私が発達障害ASDであり、通常の人に行う診療やカウンセリングが合わなかったからです。

これは、自分自身を知っていく上で、段々と理解できるようになりましたが、この先生の動画で解説を聞き、更に理解できました。

 

25年前なんて、発達障害の概念はありません。

おまけにたくさんの薬を出していた時代です。

薬を出されて飲んでいるうちに、薬に依存していました。

代表的な薬が、悪名高き“デパス”です。

最終的に、他にも何種類もの薬を服用していました。

 

今は薬は約20年服用していません。

半年以内に一度、通院はしていますが、現状報告と障がい手帳の維持が主な目的です。

 

改めて精神科医とはどんな存在なのか、何ができるのか、未だにわかっていなかったことについて、このチャンネルを見てわかりやすく学ぶ事ができました。

 

 

 

不運と病気と精神科医

精神科を受診する人は、不運に見舞われ病気になり精神科を受診する、と、このチャンネルの精神科医は言っておられます。

 

不運は人によって様々です。

子供の頃の家族環境、学校でのいじめ、職場のパワハラ、先天性・後天性の障害、事故や事件、などなど。

 

私の場合、発達障害自体が不運だったのかはともかく、置かれた環境は間違いなく不運でした。

ASDがわかった35才の頃、自分自身と、10代の頃のまだ制度が整っていなかった時代の社会を、心の底から呪いました。

 

時間が経つにつれ、徐々に緩和されていきましたが、あの時の感情はまだ生々しく覚えています。

 

そして、やっと受け入れ始めていますが、私の母もASDだったのでは、と思います。

 

先生がおっしゃるには、世のいわゆる毒親とは、発達障害の可能性が高いらしいです。

特にASDが当てはまるそうです。

自分もASDなので、何とも悲しい現実です。

残念ながら、その本人が自覚できるかどうかは、難しい問題です。

 

また、精神科医のできることは、病気の状態から手助けする事であって、不運からの解放ではない、と言われていました。

 

私はこれを聞いて、納得しました。

やはり、医師にできる事、できない事はあるんです。

 

では、一生不運から解放されないのかと言うと、そうではありません。

 

自己理解とカウンセリング、認知行動療法など、方法があります。

 

ただし、自己理解もカウンセリングも、苦しいこともあります。

自分の考えや思い込み・感情を、手放したり変えたりする場だからです。

自分の見たくない一面に、しばしば真っ向から向き合います。

トラウマに向き合うこともあるでしょう。

 

昔私は、カウンセリングは優しくて、自分を癒してくれるものだと思っていました。

実はそうではなく、癒してくれる一面も確かにあるが、時に感情を揺さぶられ、決して愉快ではない問答をする可能性もあり、今までの考え方や感じ方に、変化を受け入れようとする場であることを、改めて知りました。

 

自分自身のこれまでの過程も全て、この決して愉快ではない問答(他人とやるか、自分だけでやるかはともかく)の繰り返しでした。

 

そして、回復を目指すも目指さないも、個人は自由に選択できるし、回復を目指すよりも平和に暮らす方が、その人にとって良いこともある、という事です。

 

 

森の外で生きる、という生き方、考え方

私にはこんな考えがあります。

 

どうせ生まれた最初から、多数派の集団に弾かれたんだから、私は私で群れないで行けば良い。

そして、今さら頭を下げて、多数派の集団に対して『仲間に入れて下さい』なんて、あり得ない。

 

今回の就職は、結局は障害者雇用枠ではありませんでした。

多分、無意識に私が弾いていたのだと思います。

 

いわゆる『障がい者雇用枠』と『国が定める障がい者の雇用率』の在り方に対し、私は個人的に疑問もあります。

(決して制度そのものに対する批判や疑問ではありません。それによって助かっている方が大勢いることも、また事実です。あくまで今回の私の就職活動の過程で、個人的に思った疑問です。)

 

とは言え、個性的な考え方、生来の強い負けず嫌い、ASDの特性、これらが絡み合ったクセの強い私には、自らの強みを活かして生きる方法以外、まして集団に溶け込んで生きるのは、多分無茶なのだと思います。

 

このチャンネルの先生も、一般社会を森に例え、『森の外で生きる』生き方を話されていました。

 

就職は決まって社会へ再び出るけど、多数派の道を行けない私は、広い意味では森の外で生きるんだなぁ、と思います。

 

 

興味のある方は、このチャンネルを是非ご覧になって頂きたいと思います。

先生は毎回ご自身の動画において、シェアをお願いしますと仰っているので、ブログで拡散しても問題はないかな、と思っています。

精神的な病気や発達障害のことなど、動画は多岐に渡ります。

ご自身のこと、又は身近にいる人の事で悩んでいる方には、すぐ解決とはならなくても、理解しやすくなったり、糸口を見つけたりできると思います。

 

 

 

 

今回のブログは、下記の動画を見た、個人的な感想です。

この動画は、心の底から同感します。

 

 

 

最後になりましたが、この先生方の活動に、心から尊敬いたします。

一人でも多く、苦しんでいる方の光となりますように。

そして、勝手にこのような形でブログにしましたが、何卒ご容赦くだされば幸いです。

万が一、私の文章・内容その他に問題がありましたら、即刻削除致します。

(その際、お手数ですがコメントにてお伝えくださいますよう、お願いいたします。)