2024年 1月 7日

今日も読んでくださりありがとうございますスター

 

このブログは、自閉症スペクトラム障害であり、抑うつとパニック障害の経験のある私が、どのようにしてより良く豊かに生活していこうとしているか、日々を綴っているブログです。

是非最後まで読んで頂ければ、幸いです。

 

障がい者雇用のメリット

 

最近色々と、障がい者雇用についての動画や求人サイトを見ておりました。

 

一口に障がい者雇用と言っても、探してみれば職種も業務内容も多彩ですね。

昨年の合同説明会でも、ネット上の情報でも、実に様々です。

 

私は障がい者雇用枠では、働いたことはありません。

動画を見る限り、また、移行支援の支援員さんから聞く限りでは、障がい者雇用枠のメリットとして、以下があげられると思います。

  • 障がいに対する合理的配慮を受けやすい。
  • 勤務時間を調整できる。
  • 業務内容や量が、一般採用よりも軽減されている。
  • 通院に伴う休みがとれる。
  • 上司や人事との定期的な面談を受けられる。
  • 資格不問の求人がほとんどである。
求人の内容に、最初からこのような配慮事項を設けている会社がほとんどです。
もちろん、その会社にもよりますので、一概に言えないところはあります。
 
他にも、具合が悪くなった時に休憩できるスペースを設けている会社もあったりします。
 
そしてメリットもあれば、デメリットもあります。
  • 正社員求人が少ない。
  • 苦手を克服する形のソーシャルスキルを求められる可能性がある。
  • 最低時給の求人も多い。
  • 選考課程が長い。
  • 選考で実技テストを伴う求人もある。
  • 経験者を求めている企業が多い(かもしれない)。
私の感じた独断と偏見も含まれているので、これが全てだとは決して思わないでほしいですが、以上が見たり聞いたりするのが多い内容です。
 
既存の会社の中に障がい者を受け入れようとすると、致し方ないのかもしれませんが、応募してみて感じることは、会社の中である程度協調し、業務にスムーズに取り組め、長く勤められるかを企業は見ている気がしました。
 
まあ、当たり前と言ってしまえば、それまでですが・・・。


 

個性と強みを活かした働き方と、障がい者雇用枠の在り方

 

ここからは私が思い、感じていることです。

 

移行支援を見学・体験で動き回っていた時、ある事業所でこんなことを強く感じました。

 

”既存の日本の企業の在り方・考え方に、自身の特性を調整し、枠にはめるような働き方を推奨する事業所に、私は通いたくない。”

 

悪く言うと、会社に合わせて働きたくはない!ってコトです。

(これだけ言うと、すごくワガママな奴にしか聞こえませんね泣笑い泣き

 

見る人から見れば、とても反抗的で挑戦的な内容だとは自分でも思いますが、前職で工場勤務を選んだ時から、この軸は変わっていないんですね。

もちろん、基本的なソーシャルスキル、最低限の人間関係のルールを知ることは、とても大切なことだし、それを無視した就職の仕方は、決して成功しないでしょう。

 

それを踏まえたうえで、自分の障がい特性を活かし、おそらく自信を持って仕事ができると思う職種のひとつが工場勤務だったので、その時はそちらを選びました。

ずっと強みと自分の得意を活かした仕事をしたいと思っており、今もそう思っています。

 

なので障がい者雇用枠は、もしかしたら自分の望む方向でないのではと、思い始めてきました。

そもそも前記のように思っていたことを最近思い出しました。

 

団体や集団に自分を合わせ、特性を調整して生きることが、私にはできなかったからです。

それができるならとっくにやっているし、どんなに自分を改善しようと努力しても、どうしても克服できないことってあるんですよむかっ

 

私は昔から、集団に合わせて行動したり考えることが苦手です。

環境・境遇にも原因はあると思いますが、同調圧力の強い集まりには、反発心すらあります。

こんな性格なので、なおさら合わない企業は多いと思います。

 

私の読んだ本のASD当事者である著者の方は、強みと特性を活かして働いている方ばかりです。

”苦手を克服しようとするより、長所を伸ばす” が、ASDに向いている生き方として、紹介されています。

 

だから、障がい者雇用枠であっても、馴染めない可能性が高い企業にわざわざ応募するより、相性が良いかもしれない一般採用に応募するのもアリかなと思います。

 

ただし、一般採用に応募する場合は、障がい者であることをオープンにし、職場でしてほしい合理的配慮をすべて伝え、自分に合う環境であるかどうか、確認しなければなりません。

また、勤務時間の短縮や残業の有無を確認し、正社員ではなくパート採用を検討する必要もあるかもしれません。

こういった手間は、クローズ就労にすると確かに省けますが、後々業務や会社内で支障が出たり、何かとデメリットの方が多いように感じるので、私はクローズ就労は全く考えていないし、おススメもしません。

 

それぞれに合う働き方が選べる時代です。

障がい者雇用枠の方が、安心して働けるという方が多いとは思いますが、その人の性格や考え方次第では、一般採用を選ぶのも一つです。

そしてそれを決めるには、やはり自分を知ることが不可欠です。

 

他方で、好きな業務内容を残しながら転職をする、という選択方法もあります。

実際に、担当の支援員さんがその転職のやり方をしたそうです。

楽しいところだけを残しながら、転職する。

経験があるかないかより、楽しいか楽しくないかも重要です。

 

専門性のある資格を取ることができたら、事務でも自分を活かした働き方ができるかもしれない。

5年前くらいからこのように考えていました。

だから、体に支障が出て、今の工場から転職をしなければならなくなったら、何か資格を取ろう。

最初からこういう計画だったんです。

 

最初はね、CADを取りたかったんですよ。

設計図って面白そうという理由だけで、勉強や仕事の大変さは全く考えていませんでした笑

今の支援員さんに出会い、考えていなかった簿記を取ることになりました。

でもそんなにこだわりはなかったので、簿記を勉強してみたら、面白かったんですねびっくり

 

いずれにしても、こんなことを考えていられる自分は、幸せだってコトです。

こんなことを考える余裕があるってコトです。

余裕がなかったら、選ぶ余地もありません。

 

来週、一般採用の応募を考えている企業(?)の見学に行きます。

またブログにしていきたいですが、前回のこともあるので、本当に話が決まったら上げていこうと思っています!