宅配ピサの倒産が相次ぐ | 立川光昭オフィシャルブログ「行列請負人の視点」Powered by Ameba

立川光昭オフィシャルブログ「行列請負人の視点」Powered by Ameba

行列請負人・ヒット商品仕掛け人である立川光昭オフィシャルブログ「行列請負人の視点」Powered by Ameba では、自身の仕掛けていることから役立つ企業やニュースの紹介、テクニックまで幅広く紹介します。


ニュースでやってましたが2023年に発生した宅配ピザ店の倒産件数はなんと13社もあったようです。そのニュースを踏まえて色々と考えてみました。


コロナ禍の需要増を追い風にマーケット拡大した宅配サービス業(宅配ピザ店を含む全体)を見ると、2021年は23件、2022年は34件と倒産件数は低水準をたどっています。つまりは、一般に言われている通り、コロナを背景に宅配ビジネスを非常に伸びていると言う解釈になります。しかし、そのためか新規参入が相次いだことで競争が激化してます。宅配だけでなく、飲食店なども同様ですがコロナの5類移行後には反動減や材料費の高騰、人出不足などにより経営環境が厳くなってます。23年には前年同期比128.5%増加の64件の倒産件数になっています。

宅配ピザ店の倒産状況を原因別に見ると「販売不振」が6件とのことで前年同期比で50.0%の増加だった。

まさに時代に合わせたゲームチェンジは起こりますが、ブームも含めて長期になると状況が読めなくなり、設備投資等大きなコストが伴うビジネスでは慎重に判断すべきと考えます。そういった意味では、飲食の宅配ビジネスは、レッドオーシャンの域に入ってきているのも事実だと思います。新しいアイディアや見せ方の差、圧倒的なブランディングなどがなく、Uber Eatsに代表されるプラットフォームを利用した集客方法では、利益率の限度もあり、オリジナリティーが出せないことなど、非常に苦しい結果につながっているのではないかと予想されます。

2024年は少し顕著化するのではないかと思っております。状況ウォッチしていきましょう。