中国恒大集団の危機について | 立川光昭オフィシャルブログ「行列請負人の視点」Powered by Ameba

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中国の不動産会社最大手の中国恒大集団で過剰債務問題が深刻化しているニュースが現地では騒がれています私と恒大グループの

許家印さんとの関係から最近では総裁選と並んで知り合いからの質問が多くきます。そもそも彼らはかなり攻めの会社で11兆円を上回る有利子負債を抱えていましたが不動産ですからそもそもそれ自体は問題なくむしろ信用性が高いわけです。しかしながら今回は中国当局による不動産会社への融資規制などで状況が変わりました。それによってデフォルト(債務不履行)の懸念が生じてしまい金融システムを不安定化させる事態を警戒した当局が指導に乗り出して一気に悪い流れになりました。

 

ニュースを抜粋しますと、恒大グループは1996年広東省で創業、中国経済成長のタイミングで各地でマンション建設を手掛けて急拡大。住宅販売面積では中国2位、電気自動車(EV)の開発やサッカークラブ広州恒大の運営など多角化も積極化。しかし恒大の有利子負債は今年3月末時点で6740億元(約11兆5千億円)。住宅購入者の前払い金なども加えた負債総額は約33兆5千億円相当と伝えられる。海外の機関投資家も恒大が関わる債券を保有しているといい、デフォルトとなれば国際金融市場への影響も懸念される。