時期は葉月⑥ | 何で不倫するの?したの?出来ちゃうの?



どーせ朝早くから居なくなるだろなぁ
と思っていた はーちゃん

はい、ビンゴです!
はーちゃんと長女が寝ている間に、居なくなってました



はーちゃんは、おチビちゃんをお迎えに、実家へ


リビングには父が、キッチンには母がいます


は)  『おはよう。おチビちゃんの事、ありがとう。で…  おチビちゃんは?』
父)  『おぅ、来たか!おチビちゃんがはまだ寝ているぞ』
母)  『はーちゃん、朝ご飯は?まだならおチビちゃんと一緒に食べていけば?』

は)  『う~ん、あまり食欲ないからなぁ。先におチビちゃん、見てこよーかな』
父)  『なぁ、永ちゃんはどーした?』


父は疑問に思っていたのでしょう
自営の我が家に、おチビちゃんを見る人がいない事を

私と長女の見られない理由は伝えたが、旦那の事は説明していないから、疑問になるのは当然です


これ以上は隠してはおけないので、今の我が家の状況を話しました


母)  『はぁ?! 病気だね、病気!また不倫って……。前回の謝罪は何だったの?』

父)  『はーちゃん、永ちゃんを捨ててやりなさい!』

両親の開口一番はこの言葉でした


悲しかったです
両親に要らぬ心配を掛けさせて……

親不孝な娘で申し訳ない。と思いました
ごめんなさい。と思いました
不甲斐ない娘でごめん……。って
悲しませてごめん……。って


両親には 離婚は考えてない事、今はおチビちゃんの受験を優先したい旨を伝え、理解して貰いました

ゆくゆくは ちゃんと行動し、慰謝料請求をする事も視野に入れていると言いました


でも、父は首を横に振ります

父)  『相手はシングルマザーでキャバクラなんだろ?そんな人がお金を持っていると思うか?』
は)  『無いだろうね。でも、謝罪はさせないと』

父)  『いらないだろう、謝罪なんて。そんな気もないだろう、相手には。第一 そんな謝罪を受けて、お前は納得するのか?』
は)  『わからない……。多分、しないかも』

父)  『だったら尚更、そんな薄汚れた謝罪なんていらないだろ!』
は)  『………。』

父)  『さっきも言ったけど、永ちゃんは捨ててやりなさい!お前に必要ないだろっ』
は)  『子どもの事もあるし、簡単に離婚は出来ないよ』

父)  『何を言ってんだ!お前は俺の娘だろ。そんなんでどーするだ、情けない』
は)  『………。』

はーちゃん、悔しくて泣き出しますえーん


母は はーちゃんの身体をさすりながら

母)  『ダボっとした服を着てるから、分かりにくいけど……。またこんなに痩せ細っちゃってショボーン

父)  『とりあえず、はーちゃんの家の状況は分かった。困った事があったら、すぐに言いなさい。あと、おチビちゃんのトコに行くなら、顔を洗ってからにしなさい。お母さんなんだから、もっと強くならないと!』


はーちゃん、洗面所へ行き、いっぱい顔を洗います
鏡に映る自分の顔を見ては洗うの行動を繰り返し、納得する顔になって、おチビちゃんの寝ている部屋に入りました

可愛い寝顔で、すやすや寝息をたてているおチビちゃんの頭やほっぺたを撫でていると、おチビちゃんが目を覚まし
 
お)  『ママだぁ♪おチビ、ちゃんとお利口さんにして待っていたよ!だからハグしていいよ♪』

なんかめっちゃ愛おしいおチビちゃんに、ギューってハグして……。思わず涙がこぼれてしまいました

お)  『ママ?泣いてんの?キョロキョロ
は)  『なんかおチビちゃん見たら、安心しちゃって。寂しかったから…… 』

お)   『おチビもママに会えなかったから寂しかったよ!でも、毎日ママとLINEや電話してたから頑張れたんだぁ』
は)  『偉かったね!ありがとう♪』

お)  『ママ、ライブ楽しかった?』
は)  『うん、おチビちゃんのおかげて、楽しめたよ。ありがとね!』

お)  『よかった♪』
は)  『ばぁばが、朝ご飯作って待ってるから、顔洗ってリビングに行こうか』


寝起きの顔のおチビちゃんと、泣き虫はーちゃんが、それぞれ顔を洗い、リビングへ


父)  『おーっ、おチビちゃん。起きてきたか。おはよう(笑)お母さんが迎えに来てくれてよかったね。ずーっと待ってたもんな!』
お)  『おはようございます爆笑

母)  『おチビちゃん、おはよう。いっぱい眠れた?今、フルーツ剥くからね』
お)  『ばぁば、おはようございます爆笑

母)  『やっぱ、お母さんには適わないわね(笑)おチビちゃん、今日は朝からご機嫌さんね(笑)』
お)  『えへへっ爆笑

朝ご飯というより、ブランチな時間
食卓には、生蕎麦と母が揚げてくれた数多くの天麩羅が並びました

みんなで『いただきます♪ニコニコ』のご挨拶をして、お腹いっぱいになるまで食べました


食後にフルーツとシフォンケーキ、紅茶を飲みながら、おチビちゃんと過ごした日の事を、両親は嬉しそうに話してくれました


帰り際、夕飯のオカズにと、追加で揚げてくれた天麩羅と、大量のフルーツ。パンやお菓子を渡され、父には背中をトントンと(エールのように)叩かれ、母には『頑張るんだよ』と言われハグをされました


は)  『じゃ、帰るね。おチビちゃんの事、ありがとうございました!食べ物もいっぱい…。ありがとう』
父)  『頑張りなさい、お母さん』
は)  『何かあったら、すぐ連絡しなさいよ!』

父)  『おチビちゃん、またおいでね』
母)  『ホントよ。ばぁば、すごく楽しかったから。また遊びに来てね!』
お)  『はーい。ありがとうございました♪』


帰り道は、おチビちゃんとずーっと手を繋いで、おチビちゃんの話を聞きながら帰宅しました照れ




後日談
母曰く『お父さんったら、おチビちゃんをずーっと小さい頃のままのおチビちゃんだと思っているのよ、きっと(笑)だってね、はーちゃんがライブの日、お父さん、おチビちゃんに朝、何て言ったと思う?❝おチビちゃん、今日はどこにお出かけしようか?動物園がいいかな?❞だって(笑)中3で動物園って……。幼稚園児じゃないんだから……ねーっ爆笑

そんな話をする母も、なんか楽しそうでしたニコニコ
(結局はアウトレットモールへ行って遊んだそうです )