おかげさまで株式会社CyberGraceもニ期目終了~三期目突入です | delusist 光の『現実は妄想の集合体である』

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delusistというロックバンドでボーカルをしている光の音楽的な日記です。

月日が経つのが早くなったという実感のもと

株式会社CyberGraceもおかげ様で二期目を終え、明日から三期目となります。

 

特にどこかに営業を掛ける事もなく、既存のお客様および業務提携の会社様からの

口コミなどで今期もたくさんお仕事をさせて頂けた事に深く感謝を申し上げます。

 

コロナ禍もなかなか収束の糸口も見えそうで見えないといった状況の中で、

クライアント様の撮影も極端に減る時期もあったりして、2期目と同時に

少しだけ上げた自分の役員報酬を下げた方が良いかな・・・と思った数か月もありましたが、

無事に自分に給料も払いきれました(笑)

 

この2年間を振り返って今日は、お仕事の具体的なお話というより生活環境についてお話させて頂きたいと思います。

 

 

【時間的部分】

サラリーマンという立場を捨てて、独立した上で大きな理由になったのは。

自分の時間で人生の後半戦を生きたい

と思った部分がとても大きいです。

 

もちろん会社にも拠るんでしょうけど、例えば午前中だけ、もしくは午後だけで仕事が済んでしまう日もあったり

「今日暇なんだよな~誰か何か手伝いましょうか?」

みたいな感じの中で片道1時間30分を掛けての毎日の通勤と、仮に行ったとしても自分の仕事だけであれば遠隔(テレワーク)で完遂できてしまう事に疑問を持ち始めるというところがスタートでした。

往復3時間と言ったら下手したらそれだけで、その日の急ぎの仕事こなせちゃう時間だったりしますしね。

(会社としてはそのあたりにフレックスみたいな感じでも良いよと言ってくれてはいましたが

毎日きちんと出社して頑張ってる人を横目には罪悪感の方が勝ってしまってどうしてもね・・・)

もちろん社員というのはその会社(ひとつの経済圏)に属している駒であるので、個人の都合だったりよりも

「会社に出社しててナンボ」みたいなところもありますからね。

個人的な予定は土日祝に集中させたり、病院行くにもなんか頭下げて「遅れます」みたいな。

なんかそこがな~というのが、勤めていた会社云々というより、日本のサラリーマン社会に根付く滅私奉公みたいなもの。

それは個人的な意見としては美徳と思ったりもしますが、どうしても窮屈さは感じてしまうんですよね。

そこに文句あるなら自分で会社作れよ(正論)

を素で実行した感じですかね。

 

まず、生活で大きく変化した部分としては

やはりPCで作業する業務内容だと納期にもよりますが深夜まで及ぶこともあり

翌日、7時だ8時だのに起きなければならないのがサラリーマンだとあるわけで、

その時間と精神的圧迫から解放されたというのが大きくあります。

ぶっちゃけ納期(トラブル対処含めて)に成果物が上がっていればその間の時間は何してても良いわけですから。

昨日キリ良いところまでやったし、その他の案件も立て込んでないから昼ぐらいまで寝てようかな。

とか全然OKなわけです。

「今日気分乗らないし、これでやっても良いもの上がらないし、まだ日数あるから今日は休んじゃおう」とか。

(といいつつ本年度、1日フルに休めた休日的なものは多分10日もなかったですね)

 

こういう生活出来るのも多分映像関係の仕事が好きというのもあるんでしょうが

やっていて苦ではない

というところが大きいのかなと。

 

独立して間もないころ、会社の登記簿が必要になって近所の法務局にバスで向かいながら、

社用車でどこかに向かう人、忙しそうに駅に歩いている人たちを見て

「平日の昼間にあらゆるものから解放され、これから始まる自分の新たな人生」にワクワクしていた事を覚えています。

 

ちょっと本筋から話はズレますが、先日2頭いる愛犬のうちの1頭(ボーダーコリー8歳)を突然死にて失いまして・・・

その看取りや火葬にて荼毘に付すまで、自分の思うがままに時間が使えたので「独立してて良かった・・・」と心から思いました。

 

あと夜中に息抜きでやっているPUBG(PC版)のKRJPサーバーで、ハンドルネーム見知りが出来るレベルで過疎っていたので

そこから仲良くなって殺伐としたゲームなのになぜかそこでお友達も出来てオフ会してお酒酌み交わしたり、日々の生活であーだこーだ言える人間関係も出来て、そこで国際交流が出来ているのもある程度時間を自由に使えるが故かなと思ったりしています。

 

【経済的部分】

フリーランスや個人事業主の場合、入ってくるお金の出入り全てを収入として計算しますが、
私の場合は株式会社として法人化していますので毎月定額の「役員報酬」がお給料の全てとなります。
ここまではサラリーマンと何も変わりません。が、
ボーナスも役員に出す際は、特定の時期に「役員にこれだけのボーナスを払います」という届けを前もって出して、
その通りにお金を動かさないと、
・それ賞与(損金)として認められないよ→法人所得税の課税対象
・そのお金個人の所得だから税金払って→個人の所得税、翌年の市県民税への課税対象
というダブルの課税をくらってしまいますのでボーナスは出してませんw
まぁここは仕方ないですかね。
 
私の役員報酬は「代表取締役」という肩書にロマンを感じる方からすると
設定している年収(ボーナス支給なし)に対して「え?そんな少ないの?」と思われるかもしれませんが、
何が一番自分にとって大きかったかというと、自分はPCに向かっていれば幸せみたいな部分がありまして
サラリーマン時代は頂いた給料の中からパソコンのパーツを買い足したりしてたわけですが、
それが全部「経費」として計上できると、給料手付かずでPC環境を充実させる事が出来てしまうんですよね。
あと家賃や水道光熱費の一部、携帯代、車の維持費も経費になるので自分の給料の減り方がマイルドになっていきます。
もちろん一人法人なので、全てにおいて自分が稼いだお金なんですけど課税対象か否かというのは非常にでかいです。
 
自分は昔パチスロに狂っていた時期がありまして、それも「ゲームとして楽しんでいる」という事ではなくて
どうやら「金が欲しかっただけ」みたいなんですよね。
サラリーマンが給料以外のお金を手に入れるにあたり、即金で最も手っ取り早く出来てしまうのが近所にあるパチンコ屋さんだったわけで。
今月ちょっと入用だから頑張って勝たないと(機械での抽選なので頑張るもへったくれもない)とか思いながら毎回転レバオン時に「プチュン」を願ってミリオンゴッドに座るんですが、閉店間際は負けを取り戻そうとジャグラーで1000枚の差枚数にかじくりつく勝負をしてたりw
「あと1ペカで1000枚流せるから、そうしたら止められる!負けを減らせる!・・・・ペカらねえええええええ!」みたいなw
 
これも現在のメイン業務となる作業を副業としてサラリーマンと並行してやり始めた時期に卒業しました。
というのも、その毎月の副業案件がいつの間にかパチスロの勝ち分3万枚分(等価交換)に相当するようになりまして。
「元手ゼロで毎月3万枚勝てて、好きな時間に好きなだけ打てる台が家にあるんだからそれ回した方が良くね?」
と自然になりますよね。
もうパチンコ屋で過ごす時間が無駄以外の何物にでもなくなって、そのあたりからパチンコ屋さんにトイレを借りる以外で足を踏み入れる事は無くなりました。
独立直前はそれに給料が加えられた感じだったわけですが、独立するとその土台部分が「ゼロ」になるわけで
副業だけで食っていけるか?おまけに雇用保険もなくなるよ?と葛藤が始まるわけです。
ただ、この時既に給料を超えてしまっていたので
・時間も自由に使えて
・今の給料より更に稼げる可能性が高く
・その仕事のお金の出入り(会社としての出納)が自分で把握できて
・「これ儲かるんじゃね?」「面白そう」と思える事業に自分の判断で投資できる
ただこれが一時的なものでは困るので、
一年間このサイクルを続けられてそれでも持続可能そうであれば会社を作ろう!
という流れでした。
 
1年間というサイクルが短いと思われる方も大勢いらっしゃるかもしれません。
それだけの判断材料で独立なんてリスキーすぎると。
 
でも、このコロナ禍以降、どんな仕事でも1年後は本当わからないっすよ?
大成功なんてする必要なくて「食っていけるキャッシュフロー」を作れるか否かだけです。
 
まだ1年後だな、まだ1年後なだと堅実に様子を見るということは、
限りある人生、即ち「身も心も元気に労働出来る人生時間」を刻一刻と減らしているのと同等なわけです。
ダメなら会社畳んでバイトでも契約社員でも雇って頂けばいいじゃない。
ほんとそれだけの話でしかないんですよ。
むしろ、1年間で食べていけるだけのキャッシュフローを確立しつつそこにアンテナ張りながら
夢とかではなく現実的に独立出来るチャンスを逃すほうが勿体ないと考えたわけです。
ただ、これは「副業が給料を超えた」から言える事であって、あくまで生活資金のベースが
「会社からのお給料」というところにある方は、副業が給料を超えるまではひたすら自己研鑽が良いと思います。
「見込み客」はあくまで見込み客でしかなく、そこには社交辞令もあったりしますので、、、
 
冒頭にも申し上げましたが、自分の今の生活が成り立っているのはひとえに
自分の経営センスだの役員としての云々は一切関係なく、
まずはお客様と提携会社様。
そして仕事中心のサイクルを許してくれている家内のおかげに他ならない
ので、感謝感謝感謝で感謝してもしきれない感じで御座います。
 
明日から三期目を迎えるにあたり、今の生活に対する感謝と初心忘るべからずという意味を込めてある程度ぶっちゃけ話を交えて書かせて頂きました。
来期も何卒よろしくお願いいたします。