幻の秋刀魚定食 | MITSUのブログ

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ニューヨークの路上で鍛えられたBlues Manの日記。

最近、引っ越して新しい街をまだ把握していないのでよく散歩をしている。

これは、昨日の散歩での出来事。

近所に、旗の台商店街っていう昔ながらの商店街があります。
散歩をしていると、ちょうど夕飯時になりお腹が空いてきた。。。
「腹へったなあ~」と商店街をトボトボ歩いていると、昭和初期から営業しているような少し寂びれた街の定食屋を発見!
店頭にはお品書きで、「秋刀魚定食」と。

「秋といったら、秋刀魚はあぶらがのってて美味そうだな~」と思い、お店の扉をガラガラっと開けました。
もちろん、オーダーは「秋刀魚定食」。

テーブルにお茶と箸がおかれ、しばらく店の奥にオヤジが消え、3分ほどして戻ってくるなり、
「お兄ちゃん、今日サンマ無いわ~、ゴメンね~」

「… …。」

(心の声:マジか~、秋刀魚食いたかったのに。。まあ、無いものはしょうがない鯖定食でいいいや)

「そんじゃ、鯖定食でいいですわ」

「はいよっ、ちょっと待ってね~」

また、しばらく店の奥にオヤジが消え、3分ほどして戻ってきて、
「お兄ちゃん、今日サバも無いわ~、ゴメンね~」

「・・・ ・・・。」

(心の声:ちょい待て~、ここは何屋じゃ~!? 無いんだったら最初から黒板のメニューから消しとけっ!アホっ! こっちは秋刀魚に惹かれて入ったのに。。。)

「それじゃ、何の魚だったらあるの?」

「ん~、塩鮭だったらあるよ~」

塩鮭って・・・ それって朝定食の残りかよ。。。

「しょうがないから、それでイイですわ。。。」

「お兄ちゃん、ゴメンね~♪」


結局この日の散歩は、秋なのに秋刀魚が食べれなかった思い出だけが残った。