自分の向上を常に心がけている者は喧嘩等する暇はない筈だ。


おまけに喧嘩等の結果に不機嫌になったり、自制心を失ったりする事を思えば、いよいよ喧嘩は出来なくなる。


こちら側に五分の理しかない場合は、どんなに重大な事でも相手に譲るべきだろう。


又、こちら側に充分の理があると思われる場合であっても、小さな事だったら譲った方がいい。


細い道で犬に出会ったら、権利を主張して噛みつかれるよりも、犬に道を譲った方が賢明だ。


たとえ犬を殺したとて、噛まれた傷は治らない。(エイブルハム・リンカーン)