丸亀製麺が本年4月13日からお持ち帰りサービスを始めた。値段は、讃岐うどんのかけに2種類のてんぷら、たまご焼きなどが付いて、390円。筆者はこれまで丸亀うどんを店内で食べたことはあるが、このお持ち帰りうどんを試食してみて「これはいける」と感心した。非常に美味しく、店で食べる打ちたて、茹でたてのうどんと全く同じ味がするのである。
丸亀製麺がこのサービスを始めたのは、言うまでもなくコロナ対策であると思うが、アフター・コロナにおいてもうどん愛好家の支持を受けること間違いなし、と確信する。そしてさらには丸亀製麺が、米国発祥のファーストフッド・チェーンMcDonald’sに伍して、世界規模で躍進することも期待できると考える。
マクドナルドの創業者レイ・クロックは1954年、カリフォルニア州の田舎町にあったマクドナルド兄弟の店を訪れた時、無駄のない効率的な店舗経営に感動し、マクドナルドのフランチャイズ展開にのめり込んだ。翌年、彼はイリノイ州デスプレーンズに1号店を開店、それから50年も経たないうちに店舗数を世界で3万5000以上に拡大した。クロックが感動したのは、マクドナルド兄弟がメニュ―をハンバーガーとポテトフライに絞っていることに加え、清潔な店舗、教育された店員、効率的な店舗運営といったビジネスモデルにあったと言われている。
同じことが丸亀製麺にも言えよう。提供する食品の基本は讃岐うどんの「ざる」、「かけ」、「釜揚げ」であり、あとは各種てんぷら、おむすび、いなり等でメニューを賑やかにしているだけである。また、注文したものを自席まで運び、食べた後の食器類を下げるのもセルフサービス、というのもマクドナルドと同じである。
筆者は、若い独身時代に香川県庁に勤務したことがあり、讃岐うどんに助けられ、癒された思い出がある。それだけに丸亀うどんの味には人一倍の愛着がある。丸亀製麺の提供する讃岐うどんが世界中の人々に愛され、マックに比肩し得る世界のファーストフッドになることを願ってやまない。