少し前にUPした記事“お隣りの猫さん”
どうやら名前は『U子』と言うらしい。
私にとって“U子”と言えば『W浅野』の片っぽだったり、
今ではマナちゃんのお婆さん役もこなしちゃうジュリーの嫁さん田中さん。
不思議と一般人ではU子と言う名前と縁がない。
最近の子供には決して聞くことの無い名前。
そんな名前を猫に付けちゃうお隣りさんが可愛らしく思えたり、
猫なんだからカタカナっぽい名前で良いんじゃねえか?
なんて相変わらずも無駄な想いを巡らせる私。
(ちなみに私はW浅野ならば温子派である。)このU子にはきっと名前の漢字もあるんだろう!きっと。
ただそれを飼い主に聞こうとは思わない。
このU子の名前の由来なんて聞こうとは思わない。
聞いてしまった時、「実は私達には娘がいましてね~、その娘が・・・・」
なんて予想外に深い過去を引き出してしまったら対応に困るから。
と、さらに必要以上に無駄な想いを巡らせる。
アノ日以来、
このU子及びその家族とは仲良くしている。
最近はU子の親(飼い主)とも会えば必ず挨拶だけにとどまらない。
無駄とも思える主婦会話を楽しんでる私がいる。
近所のお気入りの心地良い居酒屋も、紅茶の美味しい喫茶店も教えてみたり…
そのせいか、お隣りさんは私の玄関ポーチの前まで掃除してくれたりする。
マンション生活の近隣トラブルなど考え辛く、
どちらかと言うと、古き良き時代のご近所づきあいを楽しんでたりする。
そしてU子。
少しばかり放浪癖のある彼女らしいが
気品高く、その立ち振る舞いもしなやかなU子。
女優で言えば『小雪』のような凛とした透明感ある女。
恐らく、界隈の猫社会では引く手数多のモテ女であろう。
時折、朝明けきらぬ時間にエントランスで佇み遠くを見つめる彼女。
その黄昏た後姿が実にセクシーである。
私が猫であれば、
間違いなく後ろからそっと抱き寄せ、甘い言葉の一つでも耳元で囁きそうな。
彼女に限っては
サザエさんだって裸足で追いかけて来るような事も無いだろう。
と、思っていた私。
ホンの3時間前までは・・・。またまた4時過ぎには眼ざめた今朝。
部屋の掃除を済ませた後、燃えるゴミを分別して階下のゴミ集積場へ。
このゴミ捨て場、他のマンションの収集場や道路脇の収集場所と比較すれば
比較的綺麗に保たれてる。管理会社が定期的に洗浄して清潔さを保っているから。
とは言え、複数居住すれば必ずルール無用の悪党が存在するもの。
今朝も燃えるゴミの日にも関わらず、ペットボトルやビニール類が散乱。
何事も体裁を気にする気真面目な男は
時折・・・気が向いた時に・・・誰かに褒めてもらいたい時に・・・
備え付けの清掃器具で掃除のフリをしたりする。
イイ人イイ人と思われたいから
備え付けの清掃用具が施錠無い状態でこの場所に有るのは
管理会社からの「偶には住民で協力してね!」という暗黙の意思表示と理解し
そのノルマを果たしている。
イイ人イイ人と思われたいから
この夏以降、
私の記憶が正しければ5回ほど散らかった生ゴミ等を片付けただろうか。
ただ、散らかった小さめの紙袋やビニール袋の中身は確認することなく
細々した生ゴミなどを大きめの紙袋に集める程度。
今朝もイイ人と思われたいが為に集積場の清掃する私。
誰も起きて居ないような時間にもかかわらず…。
ふと背後に人間界の女性であれば
ブランド物のネックレスかのような鈴を掛けたU子がニャ~、に気付いた。
少し離れた位置からこちらを見つめている。
そうかと思えば
一旦物陰に隠れたU子が今度は何かを加えて現れた。
最近、視力に難のある私は彼女が何を持ってきたのか把握できない。
「おはよう!U子。」
「何持って来てくれたんでちゅか~???」
思わず赤ちゃん言葉で語りかけながら近づくと
半解凍状態らしきその物体は、
その片方に細長いひも状のモノがニョロ~っと。
その反対側には少しだけ光沢ある2点。
一瞬にして
後ろからそっと抱き寄せることなどできるはずもないと感じる私。
もちろんキスなど迫ることもないだろう。
20年近く前、私が瞬間的に一目ぼれした女がいた。
恐らく私が人生で一番時間をかけて口説き落とした女。
その女が焼鳥屋で豚足に貪りつく姿が脳裏に蘇った。
それもその豚足からは体毛らしきもの複数が眼に見える状態のモノを・・・。
唇の周囲を油でギトギトにして・・・。
その時も一気に冷めた。
マンションだから犬だって猫だっていろんな生き物が居ることはわかってる。
U子が自慢げに咥えていた物体。
U子は私に差し出そうとでもしたのだろうか?
その物体はココの住民が飼っていたものだろうか?
それとも飼っている生き物の主食なんだろうか?
一体何がいるんだこのマンションには?????
エントラスに張り出しておいた。

やはり・・・
味覚の違いはその距離を遠ざける。