今は汚れた街の片隅に居て あの頃の空を想うたびに♪
どうもMitです。
午前中のブログの続きです。
一服の安全地帯から帰ると、アノ人とその母親も着座して
豪華な手料理も揃い、6人で卓を全囲む。
ココからは、“数の原理”で言えば、話題は分散して
私に対する質問攻めは回避できる予定だったのだが、
従妹とそのダンナYは、なぜか私に興味を持ったのだろう。
仕事のことや家族のことなどアレコレ引き出したいのが見え見え。
私はこれまでの人生で苦手なモノは悉く回避してきた。
納豆だったキムチだって、一口だけ口に入れたことはあるが、
それ以来、二度と口に入れたことが無い。
だから、この従妹とそのダンナにも先入観から、箸を付けたくなかった。
だって、焼き肉屋で冷麺を頼む時だって、
「キムチ抜き」でオーダーするわけだから・・・。
それでも、ダンナは私のBARのことを聞いてくる。
そして、軽く受け流す私。
他の仕事に対してもアレコレ聞いてくる。
同じく受け流す私。適当に抽象的な言葉を並べる。
これまでの職歴についても聞いてくる。
ちょっとイライラし始める私。
儀礼的に私もYの仕事を聞いてあげたりする(知りたくもないけど…)
大阪の実家が××工事の下請けをしていて、そのノウハウを引き継ぎ
広島で開業したらしい。
事務所所在地を聞くと、見覚えもある(繁昌している雰囲気は無い。)
そこからはダンナYの独壇場。
ものすごい大きな風呂敷を部屋中に広げ始める。
仕事のことや、チョットした業者がらみの武勇伝、
(見栄張って無理して)大勢を接待して数十万使ったキャバクラの話…。
誰も聞いてもいないのに・・・。
途中、一人でボケて、自分でツッコむ。「ノリツッコミ。」
だが、決して上手くない。
それを打ち消したいのか?私にツッコミを強要する。
「典型的な○○府民」
軽く自分の髪の毛が逆立つのが分かった。
挙句の果てにダンナYは私に一言・・・。
「困ったら、俺のとこで使うてあげるて!(雇ってあげるよ!)」
私「・・・・苦笑い」(血管はヒクヒクし始めた)
丁度、TVでは競馬日本ダービーの実況中継が始まった。
ダンナYは、ココに来る前に馬券を購入してきたようで、
今度はその話題を持ち出してきた。
アノ人の父も以前は好きだったらしいが、私も本来嫌いではない。
ここ3年ほど馬券というものを買うことは無かったが、
以前はG1レースを東京や京都までわざわざ観に行ったほどだから。
ダンナYが自分の購入馬券について、講釈をたれるのを聞きながら、
私とアノ人の父親も馬券“購入したつもり”で予想する。
イライラが溜まってきた私には丁度良いクールダウンになる。
私とアノ人の父はそれぞれが5馬をチョイス。
馬券を勝ったとしたら?この5馬の組み合わせというつもり。
結果、私の選んだ5馬のうち3馬によるゴール。
配当は十五万いくら・・・。
不思議と「買えばよかった」なんて後悔は無かったのだが、
ダンナYが言う
「こっち(競馬の馬券)で儲けたらええやん!」
「しかし、人間て、どこかしら取り得があるもんやね!」
死火山となった山も地下に眠るマグマが急に活動再開することはある。
どうやら、私の活断層にも亀裂が入ってしまったようだ。

溜めこんだ言葉を吐き出すことに決めた。
「じゃあ、Y君の取り得は何なん?」
「もしかして、はずれ馬券を選んで買ったの?(嘲笑)」
「捨てるほどお金余ってんだ、いいねえ~!(爆笑)」
「よっ!大財閥の社長さん!!ひゅ~ひゅ~だよ(ウキャキャキャ)」
「そもそもY君さあ、何で俺にタメ口なわけ・・・?」
「俺、昭和○○年生まれだけど・・・?(君は?)」
「君って、俺の上司だったか?どっかで?(睨)」
(今まで君の大財閥××工事会社に入社した覚えは無いんだけど…)
「それからさあ、アンタのボケは笑えんのじゃ!」
「おもろないんじゃ!」
「○○府出身と言えば“笑い”の免罪符になる思うなよ、くそガキっ!」
あらら・・・
言いたいことの半分で納めればよかったが、
馬券と同じくらい高配当で返してしまった。
「すいません!ちょっと今日は失礼します。」
「また近いうちに伺いますので・・・・。」
この一言とアノ人を残して先に帰る。
夜、帰ってきたアノ人に「どうもすいませんでした。」
父親の様子を尋ねると、
「あいつ(ダンナY)はお喋りが過ぎる。私も好きじゃない。」
「まあ、Mit君も怒って当たり前じゃろ!」
「怒らんほうがおかしい。」
「でも、ちょっと言い過ぎじゃろ(笑)」
今日も自己嫌悪。
いっそのこと、南アフリカ行ったらそのまま亡命でもしようか・・・?
酒の席とは言え「反省してます」お許しを・・・。


「お嬢さんを下さい」って,行ったわけじゃないんだ~、じゅんchan!(笑)
先行きが全く不透明な大人でした。