その子は相談者として
突如私たちの前に現れた
カウンセラーに見放され
精神科受診を勧められたその子の診断は
解離が始まってます
多重人格もあります
統合失調です
話してみてわかった
これまで隠してきた自分
その結界が限界を迎えて崩れ
自分の感覚、感情が解放されたにすぎない
昨日まで普通の女の子だったのに
今日から精神疾病患者にされる
関係者が慎重になるのもわかる
でも会って
ちゃんと想いを感じて話せばわかる
感性が高く感受性の強い
この世の中で生きるには過敏すぎる自分を
ただありのままに認めて
わかってくれる存在を探していただけ
ジャッジや診断
治す薬が欲しかったのではない
それは本人がわかりすぎるほどわかっている
だからここまでコントロールしてきたのだ
そうは言っても
いきなり蓋が開いたので
頭の中は大混乱
その感度の高さゆえ
過去と現在
自分と他人の感情が
頭の中に混在している
話を聞きながら
一つ一つ整理していく
それだけで
「そういうことか!」
と納得
理解も早い
これまで
信じてくれる人は誰もいなかった
奇異な目で見られるから
自分を隠した
その能力を使って
人の気持ちに合わせて動いた
それは3歳の頃から始まっていた
どんなにか苦しかったことだろう
丸1日話し続けた
話を聞いているうちに
不思議な感覚に包まれてきた
自分が相談者ではなくなったのだ
対等に
彼女から教えてもらってる
受け取り方を学んでいる
驚いた
相談が相談でなくなる?
助けようという気持ちが
私から感じられると
「今強迫しましたね」
とニッコリして伝えてくる
いやいや、してないし…
と思っていたが…
だんだんその意味がわかってきた
「人は誰も助けることはできない」
それは私のエゴが残る証拠
助けようとしなくても
アドバイスしなくても
「そのままのあなたでいいよ」
と受け止めるだけで
本人が答えを出していく
頭ではわかっていたつもりだが
あなたは大丈夫
も
安心して
も
大きなお世話…か…
彼女は
私の次のステップのための
導き手としてやってきたのかもしれない
彼女自身も
「強迫」と感じたポイントを
伝え続け
私の反応を見ることで
自分の中にあった
「強迫」
の観念が書き変わっていった
「そういうことか」
何度も呟きながら…
お互いにすごい学びの時間
まだよちよちと
本当の自分で歩き始めたところだが
そしてそれは私も同じだが…
あなたはあなたのままでいい
そして私は私のままでいい
自分を信じて行こう