一般社団法人コンサートプロモーターズ協会が発表した平成27年のライブ市場調査報告書によると、ライブ市場の(チケット)売上規模は前年比16%増の3,186億円に達した。公演数が7.1%増の29,546公演、入場者数が11.5%増の4,753万人、さらにチケット単価も3.9%増の6,703円となっている。

下記グラフを見ても、非常に伸びているのがよくわかるし、CD+音楽有料配信の合計が3,000億円割れの状況からしても、音楽シーンがライブ中心に動いている。(参考までに映画興行市場は2015年は当たりの年で2171億円。通年は約2000億円)

ところが筆者が最近まで在籍していたコンサートプロモーターの世界では、儲かった話がなかなか聞けず、むしろ洋楽(市場シェアでいうと約15%)ではアーティストのギャラがぼったくり状態なこともあり、大半の興行が赤字との話である(この点については別の記事で)。

邦楽を加えても、コンサート運営大手のエイベックスを見ると、ライブ事業については、2016年3月期第3四半期の段階で売上高255億円(前年同期比21%減)、売上総利益も25億円(同16%減)。となると、洋楽同様、アーティストマネジメントが儲かっているかというと、売上高117億円(同5%減)、売上総利益が33億円(同14%減)。まあ同社の場合はK-POPが大きなウェイトを占めるという特殊事情はあるけれど。うーん。

もっとも、ライブ運営をしないアミューズの2016年第3四半期を見ると、アーティストマネジメントで売上高346億円(前年比45%増)、売上総利益63億円(同107%増)と売れ筋アーティストを抱えていると儲かっているところもあるのかな。

でも、運営サイドももっと儲かってもよいはずなのに。下請けが儲かって、というのもなんか意外な気もするし、誰が潤っているのだろう??


売上高
入場者数
公演数