前回は、受験時の使用参考書と過去問等の主なものについて記載しましたが、今回はあまり受験サイトやオススメ書的なものに出てきていないけれど、個人的に非常に良かったと思うものを記載したいと思います。


1・「まる覚え社労士 ○×式 直前チェック」 週刊住宅新聞社 

  この書籍が何故オススメでなかなか出てこないのか不思議なくらい、よい本です。試験を受ける上で、絶対に覚えておく必要がある基本的事項を網羅してあり、しかも出版時期が6月くらいですので、改正事項も反映された問題が並びます。 この本のおかげで本年度の試験で10点近く拾ったと思います。 特に、過去問を解きまくって新しい問題集をという方に強くオススメします。


2・「社労士V」 日本法令

  独学者には必須の本。 内容がどうというより、なかなか独学では入手しにくい試験の情報や、法改正情報等を仕入れるのに必要です。 選択式や択一式の解き方など有名な受験講師の方が色々と解説されています。合格後も通信で購入して今年も読んでいますが、とても貴重な情報源です。


3・「誌上最強の模試」 TAC出版

  TACの一般販売用の模擬試験です。 2回分の模試が掲載されており、非常に高度な良問が揃っています。TACでは、会場受験の模試もありますので、そちらを受けた方には強くオススメしませんが、予備校主体の模試で、自宅受験或いはそもそも予備校の模試を受けないという方にはオススメします。 解説やポイント難易度なども掲載されているので、現状の実力を把握するにも役にたちます。 問題自体は基本事項から応用まで幅広く掲載されています。


4・「うかるぞ社労士SRゼミ 直前模擬試験」 週刊住宅新聞社

  うかるぞ社労士の模試です。 こちらもTACと同じく2回分の模試が掲載されています。 TACと比べると非常基本的事項を掲載している印象です。 ただ逆に言うとこの模試で最低7割取れていないと本番はツライと言えます。 ですので、ある意味TACの模試よりも重要な意味を持っているかもしれません。 解説はやたらと詳しく、難易度や解答上のテクニックも掲載されています。

本年度の合格発表も終わり、合格された方、不信感を増幅させる合格基準のせいで、不合格となってしまわれた方。 とりあえず、一区切りつきましたね。 私も合格(選択39点・択一56点)することができましたので、自分が受験に使用した書籍について、説明したいと思います。


まず、基本参考書:「うかるぞ!社労士」 週刊住宅新聞社

有名な秋保先生の著書です。 独学で学習された方にはこの書籍を使われた方も多いのではないでしょうか?

紙は薄いクリーム色で文字は黒と赤の2色使い。 文体が古い感じもしますが、非常に読み易く見ていて疲れにくいと感じました。 記載内容も合格レベルに十分応えるもので初心者の方でも十分に読み込むことが可能です。過去問や模試、予想問題集などで間違ったところで本書に記載の無い部分は問題集等の解説から書き写しました。 最終的に必要な情報が全てこの書籍の中にある状態にしました。  問題で間違ったらオレンジの蛍光ペンでチェック、2回目以降は「正」の字を書いていきました。改正部分はピンクの蛍光ペンでチェック。 改正点は狙われますからね。 ただ、よく言われる「ボロボロ」にはなりません、逆にどういう使い方をしたらボロボロになるんでしょうかね?  情報は一箇所に集めたほうが検索しやすいので、必要な情報は基本書に書き込むことをオススメします。


次は、過去問題集:「IDE条文順過去問題集1~5」 IDE社労士塾

これは一問一答式の問題集です。 左に問題、右に解答と解説という形式です。資格試験において過去問の重要性は非常に高いので、解説が詳細なもので、そのときのそのときの自分の実力がわかりやすい、一問一答式のものがオススメです。 過去7年分の問題が載っており、良問が精選されていますので、安心して使用できます。 因みに、これを各20回転くらいしました。特に、2月以降は、毎日30ページ。どんなに疲れていも眠くても必ず解き続けました。休みの日は1冊全部やります。 とにかく、この問題集を解き続けたので、択一式が8割確保できたと思います。 初期は基本書の一章分終わったら、その範囲を解きます。 間違ったら基本書で即チェック。 基本書に記載がなかったら解説を基本書に書き込みます。 できなかった問題は解説のページにチェックマークを入れておきます。 やってはいけないのが過去問に線を引いたり、マーキングすること。 透けたり線の跡が見えると効果が激減します。 とにかく良書なので必ず購入されることをオススメします。


3つ目は、選択式問題集:「合格のツボ 選択対策」 TAC出版

選択式は別個に1冊完璧につぶすつもりで取り組む必要があります。 特に法令の問題と年表問題は選択式問題集で完璧にこなしておくことが重要です。 選択式において法令の問題と年表問題は「稼げる」問題だからです。今年のようなラッキーな(基安・労一を除く)問題はそうそうありませんが、今年こそ選択式問題集をしっかりつぶした人が高得点を取るでしょう。 自分はこの本を100%にしておりましたので、選択式で39点が取れています(因みに、基安のB<経済生活の安定>を落としました)。労一は行政書士を取ったときの知識がわずかに残っていて救われました。 労災も雇用も社一も健保も国年も厚年も選択式問題集を完璧につぶしていれば、間違いなく5点を確保できました。 左に問題、右に解答と解説という形式です。解説が選択式の問題集の中でもっとも充実しています。 


4つ目は、横断本:「社労士 必修横断整理」 TAC出版

横断モノも沢山出ておりますが、これが一番コンパクトにまとまっていて読みやすいと思います。 他にも真島先生の横断もよいですが、これはどちらかというと辞書的に使いますが、本書は受験向けに作られています。 たとえば健保の被保険者を学習していて、雇用はどうだっけ?とか、厚年はどうだっけ?ていうような時に、サクッと使います。 本書がメインになることはありません。 また絶対に必要というわけでもありません。 便利グッズです。


5つ目は、法改正:「社労士、完全無欠の直前対策」 TAC出版

多いな、TAC。 改正内容の説明と法改正に関する問題が記載されています。 問題の使い勝手がいまいちですが、独学の方には必須の書籍になります。法改正は特に重要です。本年度は健保に非常に大きな改正(健保協会)があり、また試験公表直前に雇用保険法にも大きな改正がありました。 結局、雇用からは出ませんでしたが(来年があやしい)、毎年必ず、6~7点分くらい出ます。 法改正問題は易しいので必ず解答できるようにする必要があります。


おまけ、年金関係:「年金がアッという間にわかる本」 住宅新報社

これは真島先生の著書で、社労士に合格した多くの受験生が目を通したことのある書籍と思います。 とにかく複雑怪奇な年金が非常にわかりやすく書いてあります。 この一冊で基準点を超えることができると思います。 年金に関してはこの本を中心に学習し、過去問を解き、わからなければ基本書で確認するというスタイルで学習しました。 因みに択一の年金関係は、厚年が7点 国年が10点でした。 基本書2割、本書8割という学習で取れていますので、十分に合格レベルの点数を確保できます。 昭和36年と61年という年金のマジックを解説していて、年金の仕組みや概要が非常に良くわかります。 理解が進むと、暗記も効率よくできるということが本書のおかげでよくわかりました。 受験される方、万人にオススメ致します。


以上、簡単な使用書籍の紹介と使い方でした。

今年の社労士の合格基準を考えていると、本当に腹が立ってくるので、今日を最後に触れないことにする。


合格率の調整だとか、合格者数の調整だとかそんな政策的な見地から合格基準を絞り込んでいるとの意見もあるようだが、それなら、基安(比較的難易度が高かった為)と労一(実務上、重要な設問では無い為)の選択式を救済して、比較的基本的内容で社労士としての最低限の知識を問う内容だった択一式を49点とか(それでも7割)高めの基準にすればよい。 選択労一のみ2点以下で択一50点以上の受験者は結構いると思う。 それでも実務上の重要性を考えれば、仮に合格率が上がったとしても(それでも9%以下だと思うが)ある程度の質的担保がされている択一式高得点者を合格させるほうが、全体的なレベルの底上げにもなると思う。 基安・労災・厚年の選択式全てで救済されて、択一式44点の合格者より、労一選択式のみ2点以下で択一式50点以上で、不幸にも不合格とされてしまった方のほうが同士のような気がする。 


文句ばかりだが、あくまでも文句があるのは、選択式労災と厚年が救済されて労一が救済されてない不公平に対してだ。 特に厚年を救済して労一が救済されないのはいかにもおかしい。 基安のみ救済を受けて、択一式をクリアされて合格された方は、誰がなんと言おうと素晴らしい成績で合格された真の合格者であるし、今回これからいろいろ議論され、合格基準を疑問視する話題がたくさん出てくると思うが、気にする必要はありません。 話題に上がるのは、選択式の労災(昨年の法改正部分であり、内容もDを除いて、通勤災害に関する基礎的事項)と選択式の厚生年金(全問基金に関する平易な問題で、比較的解きづらいとされたCも、基金の所管を考えれば容易に解答できる)のどちらかあるいは両方で救済受けて合格された場合です。 


まじめに、基礎学力を高め、1年間努力してきた受験者を馬鹿にするような合格基準の設定はいい加減やめて欲しい。 選択式や記述式ではなく、択一式のみにしてもいいと思う。 実力が出題内容の運不運で決まるような出題は厳に慎むべきだ。


センターはこれから合格基準だけでなく、なぜその合格基準を決めたのかの客観的且つ合理的な理由を記載すべきだと思う。 毎年不可解な基準を設定するが、今年は近年でも特に不可解な合格基準だ。

今日、社労士試験の合格発表がありましたね。


何なんだ、あの合格基準は?  選択式 総得点25点以上、基安、労災、厚年2点救済。 択一式44点。 意味がわからない。 何で、労災と厚年が救済で労一が救済されてないんだ?  しかも、あんなお子ちゃまレベルの択一式が44点て?  ばかでも何でもいいから、とにかく合格させておけということか? 労一が基準点割れして、択一式が50点超えている方より、はるかに能力の足らないアホが堂々と社労士を名乗っていいのか?  所詮その程度のレベルの資格ということか? 自分は合格できたが、択一式50点以上で労一2点以下の方々の気持ちを考えると合格したのに素直に喜べない。 選択式の厚年が2点で択一44点のヤツが受かっていいのか? あの程度の問題なのにも関わらず。


択一式は去年ほどじゃないにしても、かなり簡単な問題だった。 基礎レベルの学力で優に45点は超えられる試験だった。 去年の合格者はレベルが高いと思うが、今年の合格者は自分も含めて(成績:選択39点 択一56点)レベルが低いのだろう。 自分が受かった年にこんな恥ずかしい基準で合格ラインを設定されたら、社労士だと胸を張っていえない。 


正直、社労士試験にも資格そのものにもかなり失望した。合格して残念な気持ちになる資格は初めてだ…

今年、私と同じく社労士試験を受験された皆様いよいよ明日ですね、合格発表!


結果はどうあれ、実力がそのまま反映されているとは言いがたい試験ですが、待ちましょう、あと12時間。


そして、これからの行くべき道、辿るべき道を見つけましょう。