最近、本を読んでいる。紙製の本である。

ある日、ある時を切り取り、そして紙面という閉じた、凍りついた場所に封じ込めたアナログな思念の中で、自分の貧弱な意識を遊ばせる。

ご想像の通り、貧弱なそれは傷つき、火傷し、浮き上がり、沈み込む。
二次元の世界で浮いてまた沈む…おかしなことだ。

活字になってしまったものは、書いた人の今の気持ちを表したものではないのかもしれない。しかし、その時の気持ちを表したものではあるはずだ。

文の表情は、心をそのままコピーしたものであるはずもなく、書いた側がどう見られたいか、どう伝えたいか、そういう心を表現したものであり、ある意味嘘つきで、かつまた正直なもの。読む側には、実はカオスな世界だが、表現物は発した段階で発信者のものではなく、受信者のものとなることを考えると、それはどうでもいいのかもしれない。

とにかく、僕は本を読み、そのメッセージから何かを受け取り、何かを感じ、何かの行動につなげる。

それだけでいいのだ。

うん、書くってそういうことだ。

#表現 #活字