カレーですよアメブロ別館。(旧)【西荻窪】まるごと中央線ブログ -2ページ目

カレーですよアメブロ別館。(旧)【西荻窪】まるごと中央線ブログ

カレーライターの日常とごはんがたくさん紹介されてます。

この投稿をInstagramで見る

通称「後藤ラボ」、訪問。 お誘いを受け、通称「後藤ラボ」におじゃました。 ここはすごい場所で、カレーなどの食品の調理、加工、殺菌、パッキング、冷蔵冷凍という食品加工製造の一連の工程すべてが完結しているフードファクトリー。ひと目で圧倒される工房だ。 知っているあんなブランドやこんな看板のスパイスまみれの製品が目の前でどんどん生み出されている。 もちろんラボオーナー、スパイスヴィレッジを主催する後藤代表のカレーも生産される、スパイスヴィレッジの秘密基地的な場所である。 この日はサンラサーの有澤店主が自店舗の製品を製造する日。サポートにスリランカ料理研究家の安藤まどか先生が入っている。後藤代表も含めてとても強靭なチームが編成されている。 新生サンラサーECサイトで、入荷告知の瞬間に売り切れる看板商品「バイマックルーキーマ」がどんどん作られてゆくのを目の当たりにした。店主自らが手を動かして作る、正真正銘の「サンラサー、有澤シェフのカレー」だ。工程や作業を見せてもらうとなんと言おうか、その空気感、勢いというものを感じられる時間であった。 今回の新型コロナウィルス・covid-19の蔓延、グローバルパンデミックという人類未曾有の事態において全ての産業に影響が波及、日本の外食業界も壊滅的な打撃を受けている。実際わたしの耳にも皆さんからの悲鳴が聞こえてきており、それを聞いていると大変胸が痛みつらさがつのる。 が、このラボはこの日生き生きしていた。 もちろんここに集う人たちも厳しい状況は同じ。人気店ほど数字の大きな落ち込みは堪えるはずだ。しかしそういう空気はここにはない。今を切り抜け、なおかつ未来を見る力や気持ちがあるのだ。わたしまで気持ちがホッとする思いにさせられる。 いろいろな動きと流れが渦巻く中、世界がどう変わって自分の仕事がどうせすれば人の役に立つかを考える気概。そういうものを持つ人から順番に道が開かれるのではないか。期待せずにはいられない空気がここにはあった。 https://spice-village.stores.jp https://sanrasa.stores.jp

はぴい/atsushi iizuka(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

東陽町 三木青雲堂薬局 サンラサー 有澤先生 料理教室 本日料理教室のお手伝い。役得の試食を。 カブとチキンのカレー トマトとタマネギの味が素直に出た良い味。インド家庭料理の基本のキ、のようなスタイルでアレンジメントも自在にできそうな使い出よいレシピ。 ダール 豆本来の香りがグッと上がる、優しいのに豆のパフォーマンス感じさせる味。辛さ要素はなく、それが他の料理とのバランスで生きてくる。ポタージュ的な感覚。 カリフラワーサブジ これまたシンプルなカリフラワーの味を引き出すためのスパイス使い、という感残るよい蒸し煮料理。大変おいしい。 菜葉炒め マスタードシードの香ばしさが上がる幸せを感じる仕上がり。ほろりとくずれる火加減で、食感や印象はブロッコリーに似る。使った菜葉はアレッタ。 タマネギアチャール うまい。これは好きな味。赤色少なめで生姜を入れるというアレンジ、とても好み。アジャンタ、デリーなどのアレとはまた違う世界。 芽キャベツアチャール 酸っぱめに決めて、芽キャベツ自体の苦味とバランスさせている。思うより強くなく、これ単体でも美味しく食べられる。 混ぜながら食べるのだが、意外や辛さ強いカブとチキンのカレーをダールの穏やか味が助けてくれてバランスする。タマネギアチャールでもう一度汗をかかされて、アレッタの蒸し煮でホッと一息。とても楽しい。 生徒さんは10人。デモンストレーションがメインだが有澤先生が上手に生徒さんを引き込んでいって一体感が出る見事なお教室。生徒さん全員がきちんと満足している顔が窺えて、大変に感心。なるほどプロの仕事。 それにもまして今回ステージとなった東西線東陽町駅そばの「三木青雲堂薬局」がすごかった。大きなガラスモダンでクリーンな店内。コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな雰囲気の中にワークショップスペースが設けられている。キッチン設備と自在にポジションを変えられるオリジナルの椅子、テーブルがセンスいい。壁の棚にはインド食器が飾られ、販売もされる。このすごいスペースは見逃せない。 次回の開催を望む声がすでに聞こえてきている。 #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #カレー #料理教室 #サンラサー #三木青雲堂薬局 #東陽町 #インド料理 #curryheads #curry

はぴい/atsushi iizuka(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

菊川 台湾料理 生駒 生駒はやっぱり凄い店だ。中華カレーがあるからそう言っているのではない。台湾料理という看板はダテではないのだ。 どの料理も安定して旨い。錦糸町緑界隈で48年磨かれた店主の腕前、揺るぎがないものだ。 取材で訪れてお話を聞いた時に感じたのが店主のおとうさまと2代目のひでさんのコンビネーションと空気感のよさ。父子で回す厨房の空気がピリッとしているが楽しげなのだ。 中華、台湾料理の血が入るカレーメニューはどれも素晴らしいものだ。 「スペアリブのマドラス風中華カレー煮込み」、全体を作り出す酸味の奥底に甘さと辛さが控えている。底無しの柔らかさの豚肩ロース。脂身の官能的な舌触りと味にはおもわずよろりとしてしまう。 「麻婆咖喱飯 排骨のせ」は流行りの四川風のきつい味には仕上げず、町中華らしさのあるファーストアタックの甘さに感じいる。しかしそれだけでは終わらず、追っかけの辛さとふわりとかおる麻辣が嬉しく面白い。排骨の甘じょっぱく、なんといおうか、台湾風の調味で旨味のアタックがすごい。 「排骨カレーチャーハン」も最高である。カレーソース部分のスパイスの香りがちょっと面白い。中華風なのであろうけれど、ちょっと西洋風を感じるニュアンスも持つのだ。 店主が「うちの中華スープを入れて調整してあるから」とおっしゃる。さもありなん。 あれは他が真似したくてもできない。生駒の味はあのオリジナルの中華スープにある。あれはいいものだ。 ひでさんや店主の食べあるきの話しや錦糸町界隈の話し、気さくな地元どうしの会話、なんとも心地よい。 自転車で気楽に行ける距離に良い店がある。なんとも幸せなことだ。 #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #カレー #菊川 #錦糸町 #生駒 #街中華 #中華カレー #curryheads #麻婆咖喱

はぴい/atsushi iizuka(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

検見川 シタール 飲むタマリンドと野生黒蜂蜜 とても気に入っているこの二つ。いま風邪っぴきで喉を痛めているわたしにぴったりくるもの。どちらも千葉、検見川にあるインドレストラン、シタールのオリジナル。 飲むタマリンドはかなり濃厚なシロップ。オリジナルの野生黒蜂蜜で甘い味付けがしてあるので甘酸っぱくて飲みやすい。ほのかな蜂蜜の香りも心地よいもの。濃いめだから他のもので割るのにもちょうどいいのだ。炭酸で割るのは定番で、わたしはリンゴジュースを合わせることもある。 野生黒蜂蜜は、検見川のシタールのテーブルにおいてあるあれがそう。香り高い、上品だが濃密で貴重な蜂蜜。インド中部でハニーハンターが命懸けで採集しているもの。毎年シタールの増田社長が現地に出向いてそのクオリティを維持してくださっている。これがえぐみなく、濃厚で喉に優しく柔らかくきいてくれる。この日はヨーグルトに合わせた。お店に出向いたときなどは普段はちっとも自分から注文しないナーンを注文してカレーではなく野生黒蜂蜜で食べる。えもいわれぬ美味しさでちょっと止め難い。いつも困っているうちにたちまちお腹がいっぱいになる。 どちらもとても優秀。なるべくストックを切らせたくないおうちで幸せ系アイテム。 #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #検見川 #シタール #野生黒蜂蜜 #タマリンド #飲むタマリンド

はぴい/atsushi iizuka(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

静岡 まるしまのおにぎり #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #カレー #おでん #静岡おでん #しぞーかおでん #まるしま #静岡グルメ 以前、写真家の三井公一さんのFacebookの写真に出ていた静岡駅の裏手にあるおにぎりの店で朝食。朝の7時からやっている。一度行ってクセになった味、 「まるしまののおにぎり」 朝からおにぎりととおいなりさんとしぞーかおでんという幸せ、ご機嫌な場所。持ち帰りも可能であるが時間が許せば確実にここで食べていくべき。 幸いまたしてもおでん鍋の特等席に座ることができた。ここなら迷い放題選び放題。 おにぎりは、おかかをひとつおとうさんに頼んで持ってきてもらい、あとは好きなおでんを鍋から選んで自分の皿へ。 先ずは大根と厚揚げ。静岡駅おでんにはこれ、テーブルの鯖粉のカンカンからたっぷりかけて。まったくおいしい。辛抱たまらずもう1本、また一本。もちろん黒はんぺんも楽しんで。薬缶からお茶を自分で注いで、またおでんを選んで。 豚モツもいいし、じゃがいもがもうなんだか最高においしい。 このままおでんを食べながら時間が止まってしまえばいいと思った。 いや、すでにあの場所の時間は止まっていたのではあるまいか。

はぴい/atsushi iizukaさん(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

大島 拉麺5510 #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #カレー #カリー #スパイス #カレーライス #spice #東京グルメ #curryheads #curry #curryrice #japanesecurry 近所のラーメン店「拉麵5510」の怪しい動き、具現化。一週間のお休みと称して実は営業中である。おやすみしてるのはレギュラーメニューであり、一週間をカレーラーメンだけの店として営業しているという面白さ。日替わりの「ほんいつ」(本日の一杯)をカレーラーメンだけで一週間という話なのだ。初日、「チンタセネーゼ豚のカレーラーメン」すごかった。さて2日目である。この日のテーマは馬。 「カレー馬」 うむ、なんという名前。いいじゃないか、カレー馬。咖喱馬という馬の種類なのか、カレーうまいなのか。楽しみになってくる。 今回手切りの挽肉を使ったキーマは期間中必ず通しで使われる。それとは別のカレーソースと肉とを組み合わせてのマッチングでバリエーションを毎日変えての提供ということになっているそうだ。 さて、馬。いかがなものか。 この日のカレーも前日同様さらさら、低粘度のもので、しかし、きのうとは打って変わってクローブの香り強い、苦味を前に押した味わい。カレーソースの底にざらざらとスパイスがたくさん沈む骨っぽいスパイ使いのおもしろいものだ。きのうのカレーは豚の風味を強く押し出した、良い豚を前面に押し立てた基本のキ、を知るジャパニーズカレーライスであり、それをさらさらに仕立てたものだった。きょうのこれはそれと背中合わせの雰囲気を持つ。 肉は馬のスジ肉。これがとても良かった。馬を食べる機会なぞなかなかなく、あっても刺身でということが多い。なので火を通した馬肉がどのような感じになるのか、あまり多く事例を知らないのだ。 そしてそれは、味わい深かった。 たくさん入った馬スジ肉、風味豊かでおいしいもの。驚くほどクセなく、たとえるならビーフより薄めの香り、なのに奥行きありという感。しかし手応え感じる食感から咀嚼していけばいくほどおいしい味があとからあとから湧いて出る。きのうの豚の脂身の凄みとはまた違った、落ち着いたうまさを感じる。 こういう感じの組み合わせのところにキーマがやってくる。味噌の風味感じる和風仕立てのキーマはこれだけでもおいしいのだが、やはり少しずつクローブ香るカレーソースと混ぜていくのがいい。キーマの奥行きある味わいとうっすら感じる甘みが、強い個性のカレーソースに混ざり、違う表情を生み出す。キーマの上に乗った卵黄も力を貸す。 きのう同様この変化を皿の上で作り出すという構成に楽しみがあるのだ。 このやり方、インドカレーなどでやる混ぜて食べるのとは本質が異なるものと感じる。グラデーション的であると感じるのだ。インドカレー、特に南インド地方のものでもそういう側面も多少あるが、それが目的ではない。混ぜて完成させるのが着地点。ここ5510のカレー麺は間のグラデーションを楽しむところに極意があると感じる。ラーメン店ならでは、と言えるのではないか。 まったくおもしろい。さあ、次はどうなるんだろう。次も行くのか?次は牛の日だ。 と、思いきや。牛の日は用事で両日間に合わず。無念。

はぴい/atsushi iizukaさん(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

カリー&ワイン ビストロ べっぴん舎 #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #カレー #カリー #スパイス #カレーライス #spice #東京グルメ #curryheads #curry #curryrice #japanesecurry ビストロべっぴん舎の名前は聞いていたがご縁がなかなかやってこず。 この日、駿河台下の店に初めての訪問。 御茶ノ水駿河台下の雑居ビルの2階にあるこの店、実はこの場所、20メートル満たない一角に路面のカレー専門店が数多く並ぶ。2階という立地は他より少し落ち着ける感じがあって、わたしとしては好感度が高くなる。店の雰囲気やでてくるカレーの内容との相性も2階の店で落ち着いた雰囲気、というところとよく合っているのではないか。 店内、洒落ているが凝り過ぎてもいない、この地お茶の水にフィットするセンスで感じがいい。お茶の水という場所の空気が外から店の中までちゃんとつながっている感じがある。町に馴染んでいるという言い方が早い。タイミングがよく窓際のテーブル席に案内をいただく。さて、注文を。 「赤ワインで煮込んだ 牛すじカシミールカリー」 をお願いすることに。辛さは中くらいという認識で3にしてみた。これがかなり良かったのだ。 さらさら、スパイシーなのに欧風を感じさせる風味はビーフの強く出たエキスからか。この感じはとても新鮮に感じる。喉にひりっとくる辛さだが嫌味がないのはいい。 牛すじはたくさん入っているところも含めて肉の質というよりも素朴な西洋煮込みな感じでそこに好感度を感じる。そのたくさん入った肉に対して野菜、大きめのナスの素揚げのほっくり味に救われる感のバランスも好み。人参、オクラという組み合わせも良い。 添えられた玉ねぎのピクルスの味付けが非常に巧み。ヨーロッパ風とでもいうべきスパイス使いでこれも嬉しくなる。ポテトサラダはカレーに溶いてやっても面白かった。 大変楽しめる良いランチになった。 御茶ノ水、神保町界隈は本当に選べるカレーの幅が広くてありがたい。

はぴい/atsushi iizukaさん(@hapi3)がシェアした投稿 -

この投稿をInstagramで見る

大島 拉麺5510 #カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ #カレー #カリー #スパイス #カレーライス #spice #東京グルメ #curryheads #curry #curryrice #japanesecurry 近所のラーメン店「拉麵5510」の怪しい動き、具現化。一週間のお休みと称して実は営業中である。おやすみしてるのはレギュラーメニューであり、一週間をカレーラーメンだけの店として営業しているという面白さ。日替わりの「ほんいつ」(本日の一杯)をカレーラーメンだけで一週間という話なのだ。初日、「チンタセネーゼ豚のカレーラーメン」すごかった。さて2日目である。この日のテーマは馬。 「カレー馬」 うむ、なんという名前。いいじゃないか、カレー馬。咖喱馬という馬の種類なのか、カレーうまいなのか。楽しみになってくる。 今回手切りの挽肉を使ったキーマは期間中必ず通しで使われる。それとは別のカレーソースと肉とを組み合わせてのマッチングでバリエーションを毎日変えての提供ということになっているそうだ。 さて、馬。いかがなものか。 この日のカレーも前日同様さらさら、低粘度のもので、しかし、きのうとは打って変わってクローブの香り強い、苦味を前に押した味わい。カレーソースの底にざらざらとスパイスがたくさん沈む骨っぽいスパイ使いのおもしろいものだ。きのうのカレーは豚の風味を強く押し出した、良い豚を前面に押し立てた基本のキ、を知るジャパニーズカレーライスであり、それをさらさらに仕立てたものだった。きょうのこれはそれと背中合わせの雰囲気を持つ。 肉は馬のスジ肉。これがとても良かった。馬を食べる機会なぞなかなかなく、あっても刺身でということが多い。なので火を通した馬肉がどのような感じになるのか、あまり多く事例を知らないのだ。 そしてそれは、味わい深かった。 たくさん入った馬スジ肉、風味豊かでおいしいもの。驚くほどクセなく、たとえるならビーフより薄めの香り、なのに奥行きありという感。しかし手応え感じる食感から咀嚼していけばいくほどおいしい味があとからあとから湧いて出る。きのうの豚の脂身の凄みとはまた違った、落ち着いたうまさを感じる。 こういう感じの組み合わせのところにキーマがやってくる。味噌の風味感じる和風仕立てのキーマはこれだけでもおいしいのだが、やはり少しずつクローブ香るカレーソースと混ぜていくのがいい。キーマの奥行きある味わいとうっすら感じる甘みが、強い個性のカレーソースに混ざり、違う表情を生み出す。キーマの上に乗った卵黄も力を貸す。 きのう同様この変化を皿の上で作り出すという構成に楽しみがあるのだ。 このやり方、インドカレーなどでやる混ぜて食べるのとは本質が異なるものと感じる。グラデーション的であると感じるのだ。インドカレー、特に南インド地方のものでもそういう側面も多少あるが、それが目的ではない。混ぜて完成させるのが着地点。ここ5510のカレー麺は間のグラデーションを楽しむところに極意があると感じる。ラーメン店ならでは、と言えるのではないか。 まったくおもしろい。さあ、明日はどうなるんだろう。明日も行くのか?明日は牛の日だ。

はぴい/atsushi iizukaさん(@hapi3)がシェアした投稿 -