塩船観音寺(しおふねかんのんじ)
今日、塩船観音寺(通称:塩船観音)に行ってきました。
初めから今日行くつもりだったわけではなく、
ふと思い立って自転車を走らせたのですが、
行きも帰りも登り坂だったのはなぜ…?
(もちろん、違うルートを通ったのですが・・)
途中、汗だくになりながら自転車を押しました。
行く途中に見た風景です。
思い付きでの行動だったので、途中、見事に道に迷いました!
近くまで行ったはいいものの、分かれ道がたくさんあるのです。
だいぶ遠回りをしました。
途中に一か所、大きな案内の看板があって、そこで道を記憶したつもりなのですが、
どうやら一つ目の曲がり角からもう間違ってしまったようです。
(地図が読めないわけではなく、記憶力がよろしくないだけです…)
観光名所なので、曲がり角ごとに矢印の1つでもあるといいのですが…みなさん、迷わずにたどり着けているのでしょうか。
近くまで来てもなお、迷っていると、右手からふわっとお線香の香りが!
観音サマのご利益…!?お線香の香りに導かれてなんとか到着。
ここは、つつじがとても有名なお寺なのです。
毎年、4月中旬~5月上旬には「つつじまつり」が行われます。
(つつじまつりの期間のみ、拝観料大人300円・小人100円。他の時期は無料)
まずは、国指定重要文化財である山門(仁王門)のお出迎え。
かやぶきの屋根が立派です。
両脇の格子の奥には、金剛力士像(都有形文化財)が安置されています。
その奥には、これまた国指定重文の阿弥陀堂。
参道の両脇にはあじさいが並んでいます
この「大杉」、東京都の天然記念物となっております。
この先が本堂です。
石段を登った先に本堂があります。
山に抱かれ、静かにたたずんでいるこの本堂は、
室町時代の建築です。
周囲の空気はとても澄んでいて、「静寂」という言葉がとてもよく似合いました。
(近くに他の参拝者がいなかったせいもあります)
ただ、建物周辺に工事の人がいまして・・その話し声は静かに響いていました。
何を工事していたのかはわかりませんが。
晴れてはいましたが、空全体に薄雲がかかっていたので、
富士山は見えないだろうと思いつつも行ってみることに。
意外と「山登り?」な感じです。
途中ではこんな景色が見えます。
まあるく刈り込まれているのはみんなつつじなので、
春の満開時は、山が色とりどりの「つつじ色」に染まり、それはそれは見事です。
約2万本あるそうです。
また、山道にはこんなものが。
「銃」です。
備えあれば憂いなし、です。
山道をだいぶ登ると、やがて展望台に。
しかし、案の定、何も見えませんでした。
別の方向に、町並みは見えました
(たぶん、青梅市東部~羽村・瑞穂の方角)。
山をぐるっと回り、尾根伝い(というほどではないですが)に進みます。
山全体がつつじでいっぱいです。
こういうものもありました。
このお寺は昔から不老長寿、さらに馬の守り神として信仰されてきたそうで、
現在も、家内安全・商売繁盛・厄難消除・無病息災など諸願成就の観音さまとして親しまれています。
特に交通安全祈願についてご利益あらたかだそうです(昔は馬、今は車)。
さて、下の写真は薬師堂です。
夏みかん?やオレンジ?などみかん類がお供えしてありました
しかし、中をのぞくと、ほんのりとよい香りがただよっているのです。
花の香りというか、果実の香りというかが、かすかに、柔らかく、感じられます。
少なくとも、みかんの香りではないのです。
香が焚かれていたのか、堂内にあった仏具に焚きしめられた香の残り香なのか・・。
本当に、得もいわれぬ香りでした。
写真をご覧いただくと一目瞭然ですが、
紅葉はまだまだです。
といっても、境内には常緑樹であるスギが多いので、もともと紅葉はあまり・・だと思われますが。
今日は平日のためか、私以外に境内にいた参詣者は3~4人でした。
でも、秋の行楽シーズン、休日は混雑すると思われます。
(今は七五三シーズンなので、それでも混むかもしれません)
一番のおすすめ時期は、もちろん、つつじのシーズンです。
あとはあじさい、山ゆり、サルスベリも楽しめます。
「花と歴史の寺」塩船観音寺です。
河辺駅から歩くと、ちょうどよいハイキングコースです。
☆お問い合わせ☆
青梅市塩船194
塩船観音寺執務室
0428-22-6677 受付時間8:00~17:00
☆つつじまつり期間中(4月中旬~5月中旬)のみ拝観料が必要☆
大人300円・小人100円
(200台。ただし、こちらもつつじまつり期間中は有料)
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