なぜ「青梅」?その名前の由来とは
「青梅」の名の由来となった場所を訪ねて参りました。
真言宗豊山派青梅山無量寿院金剛寺
というお寺に、そのルーツはあります。
金剛寺は、平将門の創立と伝えられています。
・・・ただし、わたしが学校の先生から習い得た知識によりますと、
現在、ある作品等で「○○(の筆による・が書いたetc.)と伝えられている」というものは、
ほとんどが「○○ではない」というのとイコールだそうです・・・。
(要するに、現在まで様々に調べても、それが事実とは判明しなかった、という意味)
それはさておき、金剛寺境内に、梅の木があるのですが、
この木は平将門が昔、一枝の梅をさして、
芽を吹くかどうかによって願いごとの成就を占ったところ、
見事に芽を吹いたところから、「将門誓いの梅」と呼ばれています。
この梅は、季節を過ぎても実が熟すことはなく、
落果するまで青いままであることから「青梅」と呼ばれ、
地名のいわれとなりました。
この表門は、東京都指定有形文化財(建造物)となっております
指定されたのは昭和36年(1961年)だそうです
境内の様子
正面が本堂、本堂右手前にあるのが噂の梅の木
青々と茂っているわけでもなく美しく色づくには早く、
ましてや花が咲いているわけでもなく、
微妙な時期でした・・・
なんと、指定は大正11年(1922年)です
隣からは園児たちの元気な声も・・・
☆金剛寺
青梅市天ヶ瀬町1032
青梅駅下車 徒歩15分
もうすぐ、東京文化財ウィークというものが始まるようで、
このお寺にも東京都教育庁が用意したらしきパンフレット(ポストカード兼用)が
置かれていました。
今回の記事は、そのパンフレットの文章を参考にしました。
東京文化財ウィークについては、
東京都教育庁計画課文化財保護係まで
03-5320-6862