国立天文台特別公開
調布飛行場のすぐ西側、三鷹市と調布市の市境に近い三鷹市大沢にある国立天文台三鷹キャンパスで、毎年恒例の特別公開が行われました!
欝蒼とした森に覆われたこの一角は、実は日本の天文科学研究の最先端施設です 普段から一部の施設は見学が可能ですが、年に一度、毎年秋にキャンパス全体が特別公開されているのです。
言ってみればここは宇宙への入り口。その内部ははたしてどうなっているのか・・・興味津々で足を運びました そこでわれわれの見たものは・・・・・!?
観測用機器の試作などを行う「開発実験棟」の機械の数々。 機器まで作っちゃってるんですね
TAMA300(たまさんびゃく)という施設。重力波を観測する施設です。
その名の通り、長さが、なんと300メートル! しかもコレ、地下に埋設された施設なのです。直線で300メートルの地下道が2本。そして、レーザー発生装置や検出器などさまざまな実験装置が、巨大な地下室に納められています。
この奥行き、写真で伝わるでしょうか?
300メートルのまっすぐな管のうつくしさにうっとり。
天体の位置を、より精密に観測するための機器のひとつ、子午面視準器。
そのほかに、銀河の観測などにまつわるクイズや、各施設をめぐるスタンプラリー、ドライアイスをつかって彗星を作ってみよう!の実験、各種講演会・・・・などなど、さまざまな催しが行われていました。
こんなふうに、普段の生活では決してお目にかかることのない様々な天文観測の機器や、大掛かりな施設を見学させていただきました~
正直言って、出掛けるまでは きっとモノモノしい雰囲気の中で観測機器をそぉ~~っと遠くから眺めるだけなんじゃないのかな? なんて思っていたんですが、研究生のみなさんがひとつひとつ、わかりやすい解説展示を手作りしてくださった上に、子供たちでも楽しめるような実験もたくさんあって、なんだか、学園祭みたいだな~なんて思いながら楽しく巡回できました。
でも、このイベントで大きな心残りが二つ!
ひとつは、
今日は台風の接近による悪天候で、予定されていた観測会がほとんど中止になってしまったこと。
宇宙服を着て記念撮影ができるコーナーがあったんですが、チビっ子でにぎわっていたので遠慮してしまったこと・・・ いやひょっとして子供限定の参加コーナーだったのかも・・? あ~でも一度は着てみたかったなあ、宇宙服。
でもしっかりスタンプラリーやクイズには参加して、記念品をゲットしてきました
少女時代の、宇宙への果てなき憧れがふたたびよみがえってきた一日でした。
特別公開されるのは年に一度だけですが
先ほども書いたとおり、一部の施設は普段も見学ができます。
最先端の天文科学研究の一端に触れてみては?
国立天文台三鷹キャンパス
三鷹市大沢 2-21-1
見学時間 10時~17時(入場は16時30分まで)
京王線調布駅からバスで約15分