奥羽本線 庭坂駅~坂に挑む | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

ご覧いただきありがとうございます。

奥羽本線庭坂駅(にわさか)の巻です。

福島市町庭坂にあります。南側に待合室がある駅舎があります。跨線橋が北側にも延びていて駅舎とは反対側の入り口もあります。

駅舎とホームを結ぶ跨線橋を延長して、駅舎と反対側の地域とを結ぶ役割を担っています。駅舎をくぐって反対側と行き来するのはなかなかユニークです。

上り出発信号機2L(中線用、左手前)、3L(上り本線用、右奥)。

改軌前は、下り本線と中線の間にもう一線、中2番線という側線がありました。その分、ちょっと広めです。

踏切から向こう側で、線路が下っているのがお分かりになるでしょうか。

 

下り出発信号機4R(左のG現示のもの、下り本線用)、5R(右、中線用)。

保守用車や除雪用の機械が入換するためか、分岐器の標識が付いています。

下り普通列車は下り本線を通過せずに、すべての列車が中線着発です。車掌さんが跨線橋際で集札するために、先頭車助手席から乗り降りできるようにしているためかと。

上り列車の中線着発は1本だけあって、13:43発434Mがそれです。

 

中線、上り本線のホームにある待合室。

狭軌の頃から使用されているもので、未だ現役。掲示の「上野」方面がよいです。

 

下り場内信号機1R、2R。

本線場内1Rが4灯(おそらく減速現示がある)なのは、どうしてなのでしょう。

 

上り場内信号機5R、6R。

大町踏切から見ました。中線と上り本線との分岐16イまでは相応距離があって、そのためか、手信号代用器が設置されています。

大町踏切から青森方をみると、

下り第7閉塞信号機です。板谷峠への登り坂が始まっており、このあたりで右へ右へのカーブします。

 

駅の跨線橋から見た、駅構内です。まず、福島方。

保守用の線路が三線あって、中央のものが庫につながっています。線路が光っているので、除雪用の機械がここを行き来しているのではないかと思います。

青森方はこのような案配です。

 

2019年2月の配線略図です。

中線を挟んだよくあるパターンの駅です。駅舎の反対側は、保守用の線路がいくつか。電化前はこの場所に機関庫、機関区があったのだろうと思います。

 

KASAさんご提供・1992年7月現在の配線略図。

標準軌工事直後のものです。下り出発信号機5R、6Rは、各々4R、5Rの誤記と思います。

標準軌工事時から変化はないと思います。

もう一つ、狭軌時代のものを紹介します。

KASAさんご提供・1989年3月現在の配線略図。

かつては下本と中1の間に側線の中2が存在していたのが分かります。大笹生踏切を上り安全側線が通っていたのですね。

跨線橋がもうけられる前、客車列車の折返しがありましたので、機関車の付け替え・入換が行われていたことと、駅舎のすぐ前から構内踏切があったことを覚えていますが、その頃(40年以上前)は信号配置はもう少し違ったかも。

駅近隣の地図です。

駅の北側は今は住宅地になっていますが、40年以上前は果樹園でした。

 

調査・撮影は2019年2月25日。

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