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モンテヴェルディ - クラウディオ・モンテヴェルディ (Claudio Monteverdi)Ⅳ
モンテヴェルディ - クラウディオ・モンテヴェルディ (Claudio Monteverdi)Ⅳ
モンテヴェルディの次の大きな作品は1610年の『聖母マリアの夕べの祈り』(Vespro della Beata Vergine、『聖母マリアの晩課』とも)であった。出版譜に書かれた音楽の規模が非常に大きいために、一回の礼拝ですべて演奏することを目的としていたかどうかについては意見が分かれている。ただし、音楽的には全体の統一性が方々に見られる。
1613年、モンテヴェルディはヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長に任命され、すぐに前任者ジュリオ・チェザーレ・マルティネンゴの財政的失策によって衰微していた合唱隊および器楽隊を建て直した。聖堂側は1609年のジョヴァンニ・クローチェの死後衰退の一途をたどっていた聖堂の音楽が建て直されたことに安堵したという。
ヴェネツィアにいる間には、マドリガーレ集の第6、7、8巻が出版された。1638年の第8巻(Ottavo Libro)は最大の規模をもち30年間以上に渡って書きためられた曲が収められている。マドリガーレ様式の傑作と広く見なされているいわゆる「戦いと愛のマドリガーレ」(Madrigali dei guerrieri ed amorosi)が含まれ、解放されたエルサレムに材を得た、オーケストラと複合唱による劇的な『タンクレディとクロリンダの闘い』(1624年)も収められている。このような複合唱は、先任者のジョヴァンニ・ガブリエーリなどと同様、サン・マルコ寺院の対面する2つのバルコニーに着想を得て行われたのではないかと推測されている。またこの作品は擦弦楽器のトレモロ(同音の素早い繰り返し)やピッチカート(指による撥弦)を劇的な場面の効果として用いた初期の例としても注目される。またヴェネツィアにできた入場券によって興行する最初のオペラハウスのために多くのオペラ作品を書いた。
モンテヴェルディ:マドリガル集第4巻(コンチェルト・イタリアーノ/アレッサンドリーニ)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 4 (Il Quarto Libro de' Madrigali, 1603) (Concerto Italiano, Alessandrini)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第4巻 - 第6巻 2 (レザール・フロリサン/アグニュー)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Books 4-6, Vol. 2 (Les Arts Florissants, Agnew)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第5巻(1605)(コンチェルト・イタリアーノ/アレッサンドリーニ)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 5 (Il Quinto Libro de' Madrigali, 1605) (Concerto Italiano, Alessandrini)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第5巻, 第6巻(レ・ヌーボ・ムジケ/コーツフェルト)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Books 5 and 6 (Le Nuove Musiche, Koetsveld)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第6巻(1614)(コンチェルト・イタリアーノ/アレッサンドリーニ)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 6 (Il Sesto Libro de Madrigali, 1614) (Concerto Italiano, Alessandrini)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第7巻(カペラ・マウリツィアーナ/アンサンブル・コンチェルト/ジーニ/ヴァルセッキ)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 7 (Cappella Mauriziana, Ensemble Concerto, Gini, Valsecchi)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第8巻(抜粋)(イル・ルッジェーロ/マルカンテ)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 8 (excerpts) (Il Ruggiero, Marcante)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第2巻(コンソート・オブ・ミュージック/ルーリー)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 2 (Rooley)このページのURL
モンテヴェルディ:マドリガル集第8巻(コンソート・オブ・ミュージック/ルーリー)
MONTEVERDI, C.: Madrigals, Book 8, "Madrigali guerrieri, et amorosi" (Consort of Musicke, Rooley)このページのURL
モンテヴェルディ:倫理的・宗教的な森(アカデミア/ラセール)
MONTEVERDI, C.: Selva morale e spirituale (Akademia, Lasserre)このページのURL
モンテヴェルディ:倫理的・宗教的な森(カントゥス・ケルン/ユングヘーネル)
MONTEVERDI, C.: Selva morale e spirituale (Cantus Colln, Junghanel)このページのURL
モンテヴェルディ:倫理的・宗教的な森(サンマルク少年少女合唱団/ガッリード)
MONTEVERDI, C.: Selva morale e spirituale (Les Petits Chanteurs de Saint-Marc, Garrido)このページのURL
モンテヴェルディ:倫理的・宗教的な森第3集(シックスティーン/クリストファーズ)
MONTEVERDI, C.: Selva morale e spirituale, Vol. 3 (The Sixteen, Christophers)このページのURL
モンテヴェルディ:合唱作品集(ミュラー=モリナーリ/コンチェルト・ヴォカーレ/ヤーコプス)
MONTEVERDI, C.: Choral Music (Muller-Molinari, Concerto Vocale, Jacobs)このページのURL
モンテヴェルディ:キリストの昇天を祝う夕べの祈り(シュッツ・アカデミー/アルマン)
MONTEVERDI, C.: Vespers for the Feast of the Ascension (Arman)このページのURL
モンテヴェルディ:クリスマスの晩課(デンマーク室内管/ナンフレーズ)
MONTEVERDI, C.: Christmas Vespers (Nandfred)このページのURL
モンテヴェルディ:聖母アリアの夕べの祈り(オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団/ヒギンボトム)
MONTEVERDI, C.: Vespro della Beata Vergine (New College Choir, Higginbottom)このページのURL
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(ローザンヌ声楽アンサンブル/コルボ)
MONTEVERDI, C.: Vespro della beata vergine (Corboz)