ギロ(guiro、güiro) | mitosyaのブログ

mitosyaのブログ

個人誌「未踏」の紹介

イメージ 1

ギロ(guiro、güiro)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ギロ(guiro、güiro)は、中をくりぬいたヒョウタンの外側に刻みを入れ、棒でこすって音を出す打楽器。体鳴楽器に分類される。グイロとも呼ばれ、グィロとも書かれる。おもにラテン音楽で使用される。民族楽器である。

刻みはヒョウタンの長手方向に垂直に入れられ、それを何本も並べてぎざぎざにする。ヒョウタンを鉛直にぶら下げ、ぎざぎざの部分に木や金属、象牙や動物の角などの棒をあて、ヒョウタンを上下させることにより、棒でこする。これにより「ギー」(長いとき)、「チャッ」(短いとき)というような音を出すのである。

現代のギロ

カエルの形を模したギロ変わったところでは、ストラヴィンスキーの春の祭典でもごく一部に利用されている。

ドイツの現代音楽作曲家ヘルムート・ラッヘンマンは、この楽器の「点の集合が線に聞こえる」音響に興味を持ち、ギロそのものを偏愛しているほか、他の楽器にもギロ的な奏法を求めるなど様々な方法で自作に応用している。

似たような音響を奏でる楽器にラチェットがある。しかしその外見や奏法は全く異なる。




イメージ 2

アリエル・ラミレス:ミサ・クリオラ/ミサ・ルーバ
RAMIREZ: Misa Criolla / Navidad Nuestra / Missa Luba
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/8.557542

イメージ 3

ストラヴィンスキー:春の祭典/プロコフィエフ:スキタイ組曲(ロヴィツキ/スイトナー)
STRAVINSKY, I.: Rite of Spring (The) / PROKOFIEV, S.: Scythian Suite (Rowicki, Suitner)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/0000852ccc