ドホナーニ - エルンスト・フォン・ドホナーニ (Ernst von Dohnanyi) Ⅱ | mitosyaのブログ

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個人誌「未踏」の紹介

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ドホナーニ - エルンスト・フォン・ドホナーニ (Ernst von Dohnanyi) Ⅱ

演奏と録音
ドホナーニはピアニストや指揮者として、演奏だけでなく、録音にも意欲的に取り組み、ピアニストとしてはヨーロッパ時代から最晩年のアメリカ時代(最後の録音は肺炎で亡くなる10日前である)まで録音を残している。自作自演よりも、古典的なレパートリー、とりわけモーツァルトやベートーヴェン、シューマンを得意とした。いくつかの録音は現在CDにも復刻されている。ピアニストとしては、正確無比の演奏技巧と、独自の解釈によって定評があり、近年イギリスや日本で復刻が行われている。指揮者としては、バルトークの『舞踏組曲』などの世界初演者として名を残した。

作曲様式と作品
作風は折衷的である。ハンガリーのさまざまな民族音楽の要素を取り入れているが、コダーイやバルトークのような愛国的な作曲家とは看做されていない。ドホナーニの創作姿勢は、ヨーロッパのクラシック音楽の強力な伝統に、より深く根ざしており、とりわけブラームスの痕跡が歴然としている。いくつかの作品ではブラームス作品からフレーズを引用し、先輩作曲家への敬意を明らかに示しており、また有名なピアノ曲『演奏会用練習曲集』作品28は、ショパンの練習曲よりもむしろブラームスのカプリッチョやインテルメッツォを模範としている。

しかしながら、他にもさまざまな影響を吸収し、成熟期の作風は、R.シュトラウスやマーラーの華麗なオーケストレーションや、レーガーの複雑な対位法様式も採り入れている。『交響的瞬間』作品36は、高年になって作曲された言わば「管弦楽のための楽興の時」と呼びうるミニアチュール集だが、即興的な展開、色彩的な和声とオーケストレーションなどで、ドビュッシーに似た音響感覚が認められる[要出典]。渡米後の作品、たとえば最後の管弦楽曲となった『アメリカ狂詩曲』では、古いアメリカ民謡や、ジャズへの関心を窺がわせている。

、『演奏会用練習曲』はゴドフスキやラフマニノフによってしばしば演奏・録音され、早くから有名であった。戦後のハンガリー政府は、初期の政権発足時に弾圧したにもかかわらず、共産党独裁体制の末期に近づいてから、ブダペストの音楽出版社よりドホナーニのピアノ曲集を刊行した。



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ドホナーニ:ピアノ作品集(冬の輪舞/6つの小品)
DOHNANYI: Works for the Piano
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31867

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ドホナーニ:歌曲全集
DOHNANYI: Complete Songs
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31949

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ドホナーニ:タンテ・シモーナ
DOHNANYI: Tante Simona
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31973

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DOHNANYI: Humoresken / Hedwigiana / Variations on a Hungarian Folk Song
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD32191

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ピアノのためのワルツ集(プルーニ)
WALTZES FOR THE PIANO
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31435

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ドホナーニ:ピアノ作品集
DOHNANYI: Piano music
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31910

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●ドホナーニ名演集 (モーツァルト/ベートーヴェン/ドホナーニ/ブラームス)
DOHNANYI AT THE PIANO (1955, 1956, 1959)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD12085

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ドホナーニ:ハンガリー牧歌/4つの狂詩曲
DOHNANYI: Ruralia Hungarica / Four Rhapsodies
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/8.223128

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DOHNANYI: Suite en Valse / Waltz in F sharp minor / BARTOK: The Miraculous Mandarin
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD32321

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DOHNANYI / WEINER: Chamber music
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31757

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ベートーヴェン:セレナード Op. 8 /ロッラ:協奏的三重奏曲第6番/ドホナーニ:セレナード Op. 10 (ブダペスト弦楽三重奏団)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/BM31.9011

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チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲/カプリッチョ(ワイルド)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/CD-13

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ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/ドホナーニ:コンツェルトシュテュック(ウォルフィシュ/ロンドン響/マッケラス)
DVORAK: Cello Concerto / DOHNANYI: Konzertstuck
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/CHAN8662

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ドホナーニ/バラッシャ/ファルカシュ/ヒダシュ:ハープ協奏曲(フェッレタール)
DOHNANYI / BALASSA / FARKAS / HIDAS: Harp Concertos
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD32467

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●ラフマニノフ/ドホナーニ/チェレプニン/クラフチク/プロコフィエフ/マルティヌー:チェロ作品集(ヴィーダー=アサートン)
Cello Recital: Wieder-Atherton, Sonia - RACHMANINOV, S. / DOHNANYI, E. / TCHEREPNIN, A. / KRAWCZYK, F. / PROKOFIEV, S. / MARTINU, B. (Chants d'Est)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/V5178

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ドホナーニ/R. シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ集
DOHNANY/ STRAUSS, R.: Sonatas for Violin and Piano / DE FALLA: 7 canciones populares espanolas
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31786

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●ドホナーニ/ライタ:チェロ・ソナタ集
DOHNANYI: Cello Sonata / LAJTHA: Cello Sonata / Cello Concerto
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/HCD31552