戦艦ポチョムキン<復元版> セルゲイ・エイゼンシュテイン | mitosyaのブログ

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個人誌「未踏」の紹介

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(Sergei Mikhailovich Eisenstein)


戦艦ポチョムキン<復元版>

■洋画★シネフィルイマジカ <2009年4月放送>

原題/英語題
Bronenosets Potyomkin/Battleship Potemkin

□製作年
1925

□製作国
ソ連

□上映時間
71

□監督
セルゲイ・M・エイゼンシュテイン

□出演
アレクサンドル・P・アントノフ、ウラジーミル・G・バルスキー、グリゴリー・G・アレクサンドロフ、アレクサンドル・I・リョフシン

<内容>
ロシアのセルゲイ・M・エイゼンシュタイン監督が、斬新な映像表現(複数のカットの組み合せで新たな意味を生み出す“モンタージュ”技法)で、後世に多大な影響を与えた映画史に残る大傑作。1905年の夏。ウジの沸いたスープに怒った巡洋艦ポチョムキン号の水兵たちによる叛乱をきっかけに、民衆が帝政への不満を爆発させる…。

<見どころ>
黒海で起きたポチョムキン号の兵士の叛乱を描く鬼才エイゼンシュテインの傑作サイレント映画。エドムント・マイゼルによるオリジナルスコアの音楽がついた高画質の復元版。“オデッサの階段”の民衆虐殺シーンが圧巻で、ブライアン・デ・パルマ監督は「アンタッチャブル」の乳母車のシーンで引用、オマージュを捧げた。

戦艦ポチョムキン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『戦艦ポチョムキン』(せんかんポチョムキン)(ロシア語:Броненосец «Потёмкин»ブラニノースィツ・パチョームキン)は、「第1次ロシア革命20周年記念」として製作され、1925年に製作・公開されたセルゲイ・エイゼンシュテイン監督によるソビエト連邦のサイレント映画。1905年に起きた戦艦ポチョムキンの反乱を元に製作されているが、終盤の黒海艦隊の多くの艦が反乱に同調する(実際は数隻のみ)など史実とは大きく異なる部分も多い。

概要
モンタージュ手法を確立した映画として知られるが、映画に含まれる共産主義的プロパガンダのために海外での公開は検閲を受け、多くの場面がカットされるなど難航した。スターリン時代にはソ連国内でも政治的理由でオリジナル・ネガがカットされるなどしたため、完全なオリジナルは散逸してしまった。その後、ソ連映画関係者の努力により1976年に世界中に散らばったポジ・プリントから完全版が再構成された。この復刻版にはショスタコーヴィチの交響曲からとった音楽がつけられていた。しかし、最近になってドイツの作曲家エドムント・マイゼルがドイツ公開の際に作曲したスコアが発見され、伴奏音楽としてきわめて優れていることから、こちらの版が演奏されるようになってきている。


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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/バレエ組曲「ボルト」(スコティッシュ・ナショナル管/ネーメ・ヤルヴィ)
SHOSTAKOVICH: Symphony No. 5 / The Bolt
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/CHAN8650

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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(ベルリン響/ザンデルリンク)
SHOSTAKOVICH, D.: Symphony No. 5 (Berlin Symphony, K. Sanderling)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/0020632BC

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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/ヤナーチェク:タラス・ブーリバ(ウィーン・プロムジカ/ホーレンシュタイン)
SHOSTAKOVICH: Symphony No. 5 / JANACEK: Taras Bulba (Horenstein)
このページのURL http://ml.naxos.jp/album/VOX-7803

この映画で最も印象的とされるのは「オデッサの階段」といわれる約6分間の場面で、「映画史上最も有名な6分間」と言われる。特に撃たれた母親の手を離れた乳母車が階段を落ちていくシーンは圧巻で、ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』などの映画でも引用されている。史実によると、「オデッサの階段での虐殺事件」というものは存在しない。

ちなみに、エイゼンシュテイン本人も神父役で出演している。

階段シーンの撮影現場(オデッサ)なお、戦艦ポチョムキンの実物は国内戦期にイギリス軍によって爆破されてしまった。その後、ソヴィエト政府は革命記念艦である同艦を復旧しようと試みたが果たせず、艦はちょうど映画が製作された1925年に解体されてしまった。映画に全体が登場する場面があるが、これは模型である。俳優らが艦上を動き回るシーンの撮影は当時のソ連海軍の練習巡洋艦コミンテルンと、当時第8号繋留廃艦と呼ばれ住居や倉庫として使用されていた旧戦艦十二使徒(当時繋留廃艦)で行われた。両艦ともポチョムキンとはかなり形が異なるが、映画では違和感なく処理されている。艦の全体が映る場面では模型を使っているが、一部で実物の艦艇も登場している。しかし、フィルムの一部場面には1905年当時は存在しなかった弩級戦艦などが映っており、ポチョムキンとは若干ギャップが生じてしまっている。

日本においては、戦前は共産主義プロパガンダが含まれているとみなされ、政府の検閲により上映禁止措置が取られた。1959年の有志(評論家の山田和夫など)による自主上映運動により、初めて日本の観客が目にし[1]、1967年にようやく劇場で一般公開された。

関連項目
映画『戦艦ポチョムキン』の中の保母のための習作:アイルランド出身の画家フランシス・ベーコンが描いた絵画。
ペット・ショップ・ボーイズ 2004年に独自にサウンドトラックを製作、2005年にそのアルバムをリリースした。

階段シーンのオマージュ/パロディがある映画など
『未来世紀ブラジル』
『アンタッチャブル』
『ウディ・アレンのバナナ』
『1ポンドの福音』

ソフトウェア
DVD「戦艦ポチョムキン」(出演:アレクサンドル・アントノーフ、グリゴーリイ・アレクサンドロフその他 / ドルビー製 / アイ・ヴィー・シー販売)

脚注
^ 森下明彦「映像文化の創出:京都「記録映画を見る会」の活動を振り返る 第1部:見たい映画を見る:初中期の自主上映活動とその頂点としての『戦艦ポチョムキン』上映」2008年、神戸芸術工科大学、2009年4月1日閲覧



もう40年も前になるのか、エイゼンシュティンの映像と音楽表現の講義などを聞いたのは。---映像のシルエットと、音程の山の重なりを例示されたり---