夜巡り先生、水谷氏の講演 | mitosyaのブログ

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個人誌「未踏」の紹介

 夜巡り先生、水谷氏の講演

自らもリストカッターであり、薄幸の少年時代を過ごした、夜学の教師であった、私と同年の氏、新宿の夜の盛り場の少年たちに声をかけ続けている。1000回の講演をこなし、夜半には日に数百のメールに電話で応え、少年たちを励まし、支え続けている。そんな少年たちの中で20数人が死んだ、自分が殺してしまったと非力を詫びている。一人で木を植え続けた男のように、一人によって世界が開けるかのように、死ねば生きるようにやり続けている。赤裸な、生身の姿で、教師の道を選び、邁進してきた氏は、教師の枠を超えて、街中へ、彼らこそは、自分を支え、共感してくれる存在なのだと、日々彼らと繋がり、同伴していく、人とは生身で向き合えば理解し合えると。