先日の14日、

イギリスのラジオ番組 BBC  Radio4の

This Cultural Life

ピアニストの

サー・スティーヴン・ハフが出演。

 

ここで聴けます⬇️

43分のインタビュー番組。

聞きやすいイギリス英語ですので、英語学習にも向いていると思います。

 

来月、

プロデビューまでについての自伝が出版されるので、

それに合わせた内容となっているようです。

 

トピックは

サー・スティーヴンとピアノの関わり。

 

印象に残ったトピックで

大まかに分類すると、

 

・ピアノへの興味の始まり(幼少期)から

・戦前と現代のピアニストの違い

・ピアノに興味を失う10代(暴力的指導)

・宗教とピアノと同性愛

 

この4つ。

 

今までのインタビューや著書、

記事などで知っていたこと以外に、

 

初めて聞いたお話も。

 

そういうことだったんだ、

 

と、わかったこともあり、

ファンとしては

とても貴重でありがたい番組でした。

 

長くなりそうなので、

今日は、最初の

 

ピアノへの興味の始まり(幼少期)

から、10代へのつなぎ部分

 

だけにしておきます。

 

ピアノへの興味の始まり(幼少期)

 

サー・スティーヴンがすごいと思うのは、

ご家庭は音楽一家ではない、

ごく普通のおうちなのに、

ピアノの才能を発揮されたこと。

 

おばさんのお家にあるピアノがきっかけ。

4、5歳の頃、

ピアノが欲しいと駄々をこね、

おもちゃのピアノで納得せず、

5ポンドの中古のピアノを買ってもらい、

親が近所のピアノの先生を適当に選んでレッスンを受け、

外遊びもせずピアノを弾き続ける、

って子どもだったそうな。

 

これは何度か聞いたエピソード。

 

知らなかったのは、

 

お父さんが入院中、お見舞いに行く途中に

グランドピアノが置いてある店があって、

いつも寄って弾いていたら、

その店の上の階でピアノを教えている先生が才能に気づき、

 

今のレッスンは良くない、

教えさせてくれ、

 

となったらしい。

(要約ですので、詳細はラジオをお聞きくださいませ)

 

最初のイマイチな先生を含めて18ヶ月くらいレッスンを受けた頃に

(新しい先生になって1年経たないうちに)

7歳で、BBCの

ナショナル・ジュニア・ピアノ・プレイイング・コンペティションに出場。

 

 

審査員から結果発表時、

 

賞は取れませんでしたが

最年少の出場者の彼は素晴らしい可能性があります、

 

とコメントがありました。

 

なんと、

その時の演奏とコメントがレコードになっていて、

この番組で聴けました!

(レコードは出場者へのプレゼントだったそうです)

 

この演奏とコメントは、

上の番組の4分あたりから聴けます。

 

ラジオで流れる演奏箇所は、

シンプルな、子どもらしい美しい演奏。

 

聴いていて、

今のサー・スティーヴンのピアノの真髄が

既にあるのを感じました。

 

サー・スティーヴンのリズム。

 

ショパンのワルツなどで特に感じる

弾むようなリズム。

 

ピアノが大好きってすごく出ている。

 

弾いていると、

自然と心が弾む、

その喜びを音やリズムに感じるんです。

 

ちょっとそれますが、

 

うちの娘2、

 

小さい頃、嬉しい時ぴょんぴょん飛び跳ねてました。

(いきなりジャンプして、

私の下顎に頭突きされたことも何度かあります。

青あざできました。)

 

何だかそういうウキウキ感が

サー・スティーヴンのピアノに感じることがよくあります。

 

そんなピアノ大好き少年が、

ピアノ専攻の学校へ行くと、

 

新しい環境や、

先生の暴力指導、

通学時に強盗にあうなどで、

メンタルをやられ不登校気味、

ピアノへの興味も失います。

 

そんな暗い時期でも

ピアノ演奏でメディア出演、

オスカーピーターソンとトークしていて、

びっくりです。

 

まだ声変わりする前の

サー・スティーヴンの

とても真面目な受け答えもラジオで聞けて

感動しました。

 

私が

サー・スティーヴンの演奏を

初めてラジオで聴いてファンになったのが、

21年前。

 

彼は既に40歳でしたので、

子どもの頃から

非凡な才能で注目されていたとは知りませんでした。

 

長くなりました。

ここで一旦切りたいと思います。

 

サー・スティーヴンの演奏を初めて聴いたのは

サン・サーンス ピアノ協奏曲です⬆️

 

お読みくださりありがとうございました。

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