この前の春のひなフェス抽選(リンク)がきっかけでビヨのコンサートに行くことになるとは思ってもみなかったが、大阪公演に行きたいと思っていた時には、すでにFC抽選が終わっていた。その為一般チケットを購入した。二日連続の計4公演あるのだが、5日2日は夜公演、3日は昼公演の2公演参加することができた。
グッズ購入の失敗談 ~ 開場
NHK大阪ホール
今回のビヨの会場はNHK大阪ホール。先日のモーニング娘。'26のライブでもNHK大阪ホールだったので迷うことなく余裕を持って来れた。しかし余裕を持ち過ぎてしまい、到着した時には開場の時間となっていた。その為、一番欲しかったビヨスコのTシャツ(XL)が売れ切れてしまった。今回のビヨTのデザインがなかなかサブカル感があって、ビジュアル的に可愛らしいポップアート仕立てとなっている。特にモーニングとジュースと比べるとデザインの方向性が全く違うので面白い。きっと私と同じことを考えて需要が高かったせいか、Tシャツはバカ売れしてた印象である。二日目も早く行きたかったが、朝に少し用事があったのでギリギリお昼に着いた。そのせいか、欲しかったサイズはまた手に入れることが出来ず、仕方なくネットで注文することとなった。ちなみに、金曜日にFC二次抽選でビヨのチケットが受かり、高瀬卒コンが行けることとなった。その時の為にもTシャツは確保しておこうと通販で買うこととなった。正直、なぜ在庫をもっと持って来ないのかと少し憤りを持ったが、仕方ない。
1日目の開場の時、ゾロゾロと観客が入っていったが、その客層に驚いた。モーニングやジュースと違って年齢層がめちゃくちゃ若い。20代から30代がメインじゃないかと思うぐらい若かった。見た目もしかもサブカルチックな風貌の人もいるし、普通の若手バンドの客層と言われても遜色がないぐらいである。しかし一体、彼ら彼女達はどこでビヨを知ったのか気になるが、もしかしてフェスにちょこちょこ参加してたから...かもしれないが実態はわからない。
「BEYOSCOOOOOPE」開演
BEYOSCOOOOOPEというタイトルから「SCOPE(スコープ):カメラレンズを覗く」から来ているのかもしれないが、本人達からその説明はされなかった。恐らくロゴのデザインや公演内容から察するに "映画的" なモノと掛けているように思える。そして公演が開始されると、いきなり寸劇が行われる......
設定的にはタイムスリップというSFジャンルで、映画界でいうと『バックトゥザフューチャー』に近いかもしれない。過去(1980年代)、未来(2326年?うろ覚え)で現代人がその時代の価値観や考え方に疑問を持つという話。あまり詳しく説明できないが、その演技力が高すぎてなのか何なのかわからないが「何か下手だな」とか「微妙だな」とか全く思わなかった。「寸劇~歌~MC...」という流れは、かつて青空期のモーニングもこういう演劇的なものがあったが、最近では歌とMCだけという流れが定番となっている。他でいうと道重さゆみのソロ活動である "サユミンランドール" が近いかもしれない。あまりミュージカル的、演劇は苦手だと思ったが、ビヨの完成度が高すぎてすんなりと受け入れることが出来た。
BEYOOOOONDSを形容する言葉としてハロプロ界の "麦わらの一味" "幻影旅団" "アベンジャーズ" など例えることができるが、全くバラバラのキャラクターがなぜか一つの集団として成しているのが不思議でならない。しかもお互いの息がピッタリで、小林萌花がピアノを弾き、岡村美波がDJをやって、清野桃々姫がトークボックスにボイパもして高機能集団過ぎて驚く。
セトリはビヨのサードアルバムが主な選曲で、超定番だった『眼鏡の男の子』は残念ながら披露されなかった。しかし、私が大好きな『灰toダイアモンド』が生で聴けて滅茶苦茶感動した。特に二日目の昼公演は好き過ぎて、思わず大きな声でコールした。1公演に3回ぐらい歌ってほしいと思うぐらい楽しかった。他にも『涙のカスタネット』ではカスタネットを始めて叩いたが、これも楽しかった。むしろ必死に合わせようと叩きすぎて、メンバーが歌っているところの記憶が無い。
トラブル発生・それぞれのメンバーの印象
最初の楽曲『自己☆SHOW☆TIME』が終わってメンバーのMCが始まった時 "大きな地震" が起こった。始め、この建物は丈夫に造っていると思っていたので初動のわずかな揺れの時点でおかしいと思った矢先、数秒後に大きく揺れた。iPhoneの警報が鳴ったりしたが、ビヨのメンバーたちは地震に気付かずにMCを進めようとした。前田こころが話してた時、イヤモニからスタッフより連絡があって気付いた様子だった。観客も「どうしよう」という不安になりそうな感じだったが、ビヨのメンバー達が「みんな落ち着こうー、とりあえず座ろっか!」と観客も座って落ち着くことが出来た。さらに高瀬が「じゃあ避難場所もチェックしてみておこうかー!」とそんな気遣いまでして、楽屋の話や小林が「わたしピアノ弾くよ!」といざピアノを弾こうとした時、スタッフから問題ないと連絡が来たためそのまま次の曲へ移った。そしてその次の曲が『ポジティブプログラム』という「前向きに生き延びるんだ」というテーマの曲がなんとも上手い流れだなと思った。
以下、個人的にそれぞれのメンバーの印象(以前からの印象も含めて)
西田汐里:歌がめっちゃ上手い、演技も高い、目が特徴的で少し心が読みにくい目をしていると思った。
江口紗耶:今回ちょっと印象薄めだったが「コ、コラ!」の件でお笑いコント出来ると感じた。
高瀬くるみ:メンバーの総まとめ、進行役、尊敬される上司的存在。ハイトーンの声が特徴的。
前田こころ:誰でも接しやすそうな感じで、歌も縁の下の力持ち的存在かなと思った。
岡村美波:笑顔が特徴的でアイドル特性がめちゃくちゃ高い、DJやってるギャップがすごい。
清野桃々姫:サブカル的アイドル。彼女がビヨの幅をめちゃくちゃ広げていると思う。
平井美葉:総合力高い。ビヨメンで一番思っていたキャラと違っていた。そして一番面白い人だった。
小林萌花:ピアノもすごいが、歌声の方が特徴的。音楽の先生が歌ってる感が癖になる。
里吉うたの:不思議なオーラがある。MCも頑張ってて印象よかった。
特に平井に関しては大阪公演なのに「いやー、二日目の八王子公演ですけどねぇ」にみんなから「大阪!!!」とツッコミを入れられたり、演技力高いのに、MCになるとポンコツ感というか、人間味というか、さっきと同じ人かこれ?と感じてしまうほど面白い人だった。80年代の時代設定で「柴田恭兵の歩き方」を練習した話も狙ってないだろうが、言い方が面白いし、これは要注意人物かもしれない、と心に刻んだ。さらに彼女は光など視覚的に強いモノを対処しないといけないので色付き眼鏡をしていたが、あのキャラのせいか何も違和感を感じなかった。高瀬は今のハロプロ内では一番リーダーらしいリーダー、ど真ん中走ってる感じが、個性派キャラ揃いの中ではバランスがいいと思った。(今のハロプロ内の各リーダーも全く違う毛色であり、それについて書くことが今後あるかもしれない。)
ビヨのメンバーの声もそれぞれ全く違う声色なので誰が歌っているのかすぐに分かる。かつてBerryz工房がこういうバラバラ感があったと思うが、それに負けず劣らずのグループだと思う。
最強の異色集団
ビヨのコンサートを観て、歌・演技力・ダンス・キャラクター・お笑い・トークなど、これほど完成度の高い面白グループはもう出てこないんじゃないと思い込んでしまった。色んな偶然が重なってあのキャラクターが揃ったと思うし、また後発のOCHA NORMAやロージークロニクルは路線が全く異なる。正直、このグループを当代限りにするのは惜しいが、もちろん新人を入れると色々足並みは揃わないと思う。高瀬卒業後も含めてどうなるか見届けたいと思ったコンサートだった。

