彼のおばあちゃんは耳が遠いのと高齢な事もあって、意志の疎通が少し難しい。
それがミトモと接する時にはとてもはっきりとして、ミトモの小さな呟きにも
「おお、何か喋ってるわあ」としっかりと反応していた。
会話もスムーズにできた私は驚くばかりだ。

いつも訪ねた時には孫の彼の手を取って「○○、今度いつ帰ってくるんやあ?」とずっと放さない。彼が側にいる間はずっと「○○、もう帰るのか?」と聞き続けていた。

それが今回おばあちゃんは一度も彼の手を取ることも無かったし「もう帰るのか?」と話しかけることも無く、ずっとミトモの側で「かわいらしいなあ、ええ子やなあ」と言い続けていた。

赤ん坊の威力は想像以上に大きいかもしれない。