くま・たるみの術後の修正の話 | いつまでも若く美しくをあなたへー

くま・たるみの術後の修正の話

本来は、本日は、裏ハムラの結果(満足度、合併症等)
書くつもりでしたが、
これは非常に労力のいることなので、
もう少し先にさせてください。。。(^^;)
ごめんなさい。

ですが、お盆が終わり、
我々の手術シーズン一波去るころまでには、がんばります。


さて、最近、私も百澤も、
眼の下のくま・たるみの修正の修正が結構増えています。
もちろん、
まったく手術が初めてという患者様が多いですが。。。


主なケースとしては、

① 脱脂をしたけど、効果がほとんど見られなかった。

② 脱脂をしすぎてへこみすぎた。

③ 脂肪やヒアルロン酸を次々と入れられ、
  いわゆる扇●機おばさんのようになってしまった。

④ ③までいかなくとも、
  脂肪やヒアルロン酸等が変なところに入っているので、
  不自然なしこりが触れるし、
  表情も不自然になってしまった。

⑤ 他院でいわゆる「裏ハムラ」をやったけど、
  ほぼ症状は改善されなかった。

⑥ 表ハムラまたはたるみとりをやったけど、
  まだ、クマ・たるみの凹凸がきになる。

等々。。。


①については、修正は簡単です。
要するに脂肪がまだきちんと存在しているので、
何もしていない方と同様、裏ハムラを行えば改善します。

②が一番難しく、
ミッドフェイスリフトや脂肪注入を組み合わせて、
2-3回の手術を要することがほとんどです。

③、④については、
ヒアルロン酸分解注射や、脂肪融解注射、
注入時の瘢痕にも考慮して多少のステロイド等を使って、
なるべく不自然なボリュームを取っていきます。
その上でハムラに持ちこみますが、
その際に注射でもとり損ねた余分な脂肪などを
とってきたりする処置も追加していくことがあります。
ただ、こういう注入系のケースでは、
下の眼窩脂肪のボリュームが残っているので、
比較的結果はよくなります。

⑤に関しては、
もう一度当院で裏ハムラをさせていただきます。
通常、くまの下の溝の剥離があまく、
特に一番大事な内側部への脂肪移行が足りない場合がほとんどです。
ぜひ、これからトライされる先生方、
内側を是非一番大切にしてください。
鼻の際まで剥離が必要ですし、脂肪移行が必要です。

⑥に関しても、もう一度裏ハムラをやり直します。
ハムラを伴わないたるみとりでは、凹凸の改善の仕様がないので、
その凹凸を強制してやれば、目的は達します。
表ハムラをした場合でも、
やはり外反をおそれて脂肪移行の処置が
どうしても甘くなることが多いので、
これを再度剥離しなおし、
もう少しきっちり脂肪と隔膜を広めにしきなおしていきます。
⑥に関しては、表を切られている以上、
また表からアプローチをかけると外反のリスクが増えますし、
皮膚のたるみとりはいずれにせよ終わっているのですから、
裏からのアプローチがベストと考えています。


以上、修正のお話でした。

まあ、でもみなさん、
どのケースもそこそこ良くなっておられます(^^)。
もちろん、修正ですから、一度の処置で終わらず、
2-3回施術をさせていただくこともしばしばあります。


患者さんも大変ですし、
修正は同じパターンはほとんどないので、
我々も1件ずつ、今までされた処置をお聞きした上で、
何が問題なのかをなるべく汲み取り、
最終的には傷をあけて中の様子を確認してから、
頭をひねるのですが。。。

修正は根気がいります。
ただ、眼の下に関しては、
本当にいろいろなケースを見ているので、
もし、困った方がいらしたら、ご相談に来てください。