姑を見送ってきました



ある日突然区役所から連絡があり、

「〇〇さんがお亡くなりになりました。」って

人は想定外のことを言われると

瞬時には理解できないみたい

ホントに「はぁ?」ってなった



内心「うちの義母はピンピンしてますけど」

と思いながら聞いていると

前日外出先で倒れて救急搬送されたらしく

そのままあっという間に逝ってしまったとの事



慌てふためいて病院へ行くと

姑は小さくなって静かにそこにいた

さよならやありがとうを

伝える間も無く

目を閉じてそこにいた

30年のお付き合いだった






姑は多分発達障害だったと思う

診断もない時代だったし

はっきりした事は言えないけれど

いくつかの特徴が当てはまっていたし

それで説明しないと

理解できない事ばかりだったから



自分が大好きで

自分が常に正しくて

物事は全て自分のフィルターを通して見ていた

だから近しい人は一緒にいるのが苦しくなって

友人も親族もあまり近寄らなくなっちゃったの



でも子どもたちのお絵かきの先生としては

素晴らしい才能を発揮したんだよ

子どもの個性を活かし

創造する喜びを教えて

たくさんの子どもが芸術の道に進んだり

自分の進路を切り開いていったんだよね



本当に素晴らしい先生で

自分の持って生まれた才能を思う存分に発揮して

世の中に貢献したんだなと思う



そしてしみじみ私は発達障害と

ご縁があるんだなと思う

これからもそこに向き合って

私も姑のように

たくさんの子どもたちを

明るく照らせたらいいなぁと思っている