この度の震災で被害に合われた方々。そして、今だにご親戚などに
連絡のとれない方々の、心中お察し申し上げます。
私達夫婦も神戸で被災して。かみさんは二時間以上も家の下敷きに。
その時の記憶が、一気に蘇った瞬間でした。
私は新しいお店が銀座のビルの9階なので、その揺れ方もかなりの物でしたが。かみさんも丁度神田で仕事をしていてそこから迷いながらも、
三時間かけて銀座の私の所に辿り着きました。
店の他のメンバーは、店長の実家が仙台と言う事で。全く連絡の取れないままに夜を迎え。
ようやく22時過ぎに「全員無事」とのメールが繋がりました。
「本当によかった」震災の恐怖と、他の土地に居る家族の思いを
充分すぎるほどに経験した私とかみさんは、心からそう叫びました。
当日も終盤には我が家へと続く電車も動き出し。
夜中の二時半位には帰宅できました。
翌日にも多くの友人や知人。それにブロガーの方からの安否確認の
電話やメールを頂きました。
「はまけんさん有難う御座います」
昨日もお店は休みましたが、今日からは通常営業を開始。
下のイタリアンからこぼれる奥様方の笑い声。
「皆さん無事でよかったですね」と言う想いと、今後
「自分達に出来る事は何か?」と言う想いで複雑な想いです。
とっくりのマスターが言われているように。
「普通の暮らしをする事」
それが、助かった我々がしなければいけないことだと私も思います。
一生懸命に働いて、自分達が出来る限りの貢献をさせていただく。
当時の神戸市民も同じような「助け」を頂いたと思いますが、今回は
「そんなもんじゃない」程被害は酷いようですね。
私の親友が塩釜に住んでいて。今だに連絡は取れませんが、
きっと彼は頑張って生きてくれている。そう信じて祈り続けています。
「頑張って」なんていう言葉は、未だまだ先の話だと思います。
少しでも被災者の方々のお役にたてる様に、私達が
「頑張ります」