今日はかみさんの最強なお母さん伝説を書きます。
結婚する前にかみさんの実家に遊びに行き、始めて夕飯を御馳走に成った時の
エピソードからお話しましょう。
私自身年齢も行っていたので、初めての家でもそれほど緊張はしませんでしたが、
逆に向こうのお母さんは私が料理人である事もあり、「何を造ったらいいんやろ~」
と大分悩まれていたようですが、「別にそんなに気にする事ないよ~何でも食べるもん」というかみさんの言葉にも、「そうはいかへんねんっ(=`(∞)´=)」と悩み。
「それなら、鍋物にしたら味も何にも関係ないんとちゃうか」というお父さんの提案に
「そうしよう~そうしよう~」ということになり、「水炊き」に成ったそうです。
夕方私がかみさんの車で家に着くとそこには「豪華な」牛肉の水炊きが。
「水炊きに牛肉って、しゃぶしゃぶじゃないの?」と思った私の気持ちを察してか、
「普通は水炊きは鶏肉が多いけど、鶏じゃあ悪いから牛肉にしました」とおかあさん。
「そっそれはどうも。」と解らないままに恐縮する私。お正月4日ということも有り、御節の残りもあり、「黒豆」をつまんでいましたが、「お肉一杯食べて頂戴よ、残して貰ったら困りますよ~」と私がかなりの大柄な事から、「こいつは食うやろう~?」という
判断の元に用意された大量のお肉と、「相撲部屋か?」という位の野菜や御飯。
「さ~しめはうどんで宜しいか?」「いっいやもう僕は御飯だけで充分です」という私の言葉が言い終わるか終わらないかのうちに、うどんが「投入」されたのでした。
「僕はもう御馳走さんっ」と早々と席を立つ御父さん。「弟は未だ帰らないから、先に全部食べてしまってね~」と満面の笑みのお母さん。
さすがの私も「はちきれんばかり」のお腹に、「どうもご馳走様でした」と言いかけると、間髪居れずに「御餅焼きましょうか?」
何ぼなんでもこれから「餅って」と固辞すると、「もう焼きましたよ~残さず食べてね」
「勘弁してください」「いいやっきっと遠慮してはるはずや」「帰ってから物足りなかったでは、家が困ります」かみさんからは、「うちのお母さんは言い出したら聞かないから覚悟してね( ̄∇ ̄+)」と言われていた事が頭を過ぎりました。
助けを求めようとかみさんに目をやると、ニヤニヤしながら、「そうや、何時もはもっと食べるやんっ、遠慮したらあかんで~」
散々私と食事に行っているにもかかわらず、「俺が何時そんなに食べたと言うのか?」「こいつ面白がってるっ( ̄へ  ̄ 凸」
かなりの限界点を超えて何とか「御餅」を押し込みました。
「いや~っしかしほんとに良く食べたね~。」とほくそ笑む嫁
「お前が食べさせたくせにこの~」 それでもお母さんは私が帰った後もかみさんに
「きっと遠慮してはったに違いないわ~」と心配していたそうです。
「お母さん、私は相撲取りでもレスラーでも有りませんよ~」後日そう言うと、
「でも、○○さん舞の海や寺尾より大きいでしょっ」
確かにそれはそうですが( ̄Д ̄;; 今でもかみさんはあの時の事を面白がり
「餅焼きましょうか~?」とお腹一杯食べた後に決まり文句の様にからかいます。
でも、両親の居ない私にとってはかみさんの両親が自分の親なので、
有りがたい「親心」として受け取っていますが、結婚して8年目の今でも帰省すると、
大量の御飯を出してくれて、必ず3キロは太って帰ってきます。
「お母さん、私は見かけほど食べませんからっ(。>0<。)」