今日は昨日の真面目なブログとは打って変わって、かみさん最強伝説幼少期の
続編です。
それはかみさんが小学校に入学して間もない頃のお話です。
それぞれ違う幼稚園や保育園から入学して、新しい「お友達」が出来ていきました。
その中の一人の子のおばあちゃんの家へ皆で遊びに行こうということに成り、
3~4人で近所のおばあちゃんの家へ行ったそうな。
「あらまあ良く来たわね~っ。」孫が新しい同級生を連れてきたという事で、おばあちゃんも「大歓迎」してくれたそうな。
散々お菓子やジュースを振舞って貰い、遊んでいた子供たち。おばあちゃんは
買い物へ出かけたそうな。
勝手知ったるその家の孫である子は、皆を伴い台所へ。
「何か箱が置いてあるよ~、開けてみようか?」「そうしよう~そうしよう~っ」
ダンボールの箱を開けてみるとそこにはおが屑に包まれた大きな「伊勢海老」が
「あ~~っ海老さんが死んでる~っ」多分弱って死に掛けていたであろう海老さん。
そのままにするかと思えば、そこは我が嫁最強のかみさんが其処には居たのです。
「死んだ海老さんのお墓を皆で造ってあげなきゃ(*^▽^*)」
「え~っお墓~?」 「そう、死んだ子にはお墓が無いと可哀想やもん」
「じゃあ、おばあちゃん家の庭に埋めてあげようか?」「そうしよう、そうしよう~」
今から思えば誰一人としてそれが「伊勢海老」という高級な海老で、その日の
晩御飯に出すために置いてあった物だとは気付かなかった物か?
手に手にスコップを持ち、庭に穴を掘って「伊勢海老様」を埋葬。ご丁寧に埋めた上には土の山まで盛り上げて、仏壇から「お線香」まで持ち出して供える始末。
「これで海老さんも成仏できるね~」「成仏って何~?」と聞く友達に、
「天国へ行けることやんか~」と日頃から墓参りが家族の行楽の一部と成っていた
うちのかみさんは、自慢げに説明。「ふ~んっ。それじゃあ良い事したね~」
「良かった、良かった~~っ」スキップをしながら帰途についた子供たちでした。
「それでその後、その海老はどないなったんや?」と私、「そんなん知らんわ~」
「きっと成仏してはるでぇ~ハッハッハッ」「しかし伊勢海老埋めるか~?」
「だって死んでたんやもんっ、仕方ないやろ~」
その後のおばあちゃん達の困惑と伊勢海老大捜索が有ろう事など想像するでもなく
大人に成った今でも、事の重大さには気付いていない?かみさんでしたとさ。