人間は不安があるから、
危険を察知できるし、恒常性（ホメオスタシス）を維持できます。
なぜかというと、不安があると、自分の心がブレるからです。
ブレている自分は好きになれません。
では、心のブレはどこからくるのでしょう。
悩んだり、怒ったり、イライラしたり、落ち込んでいるとき
私たちはこんな感情に出逢いませんか？
「自分は悪くないのに、どうして・・・」
誰しも、心の底では、自分は正しいという法律を持っています。
だから、正しい自分が○○のせいで、○○になった。と考えます。
そのとき、起きる感情が、「悔しい」「悲しい」「許せない」「イライラ」などで、
この感情を抱いたとき心のブレは起きます。
私は、心のブレはすべて、
被害者意識からくると思っています。
潜在意識のことを書いたとき、
１人の知っている自分と１９人の知らない自分がいるといいました。
いくら頭で考え１人の自分をコントロールできたしても、
１９人の知らない自分が心の波を起こし、ブレを起こします。
自分が正しいと思うことは、いけないことではありません。
ただ、ちょっと視点を変えてみましょう。
「それは、自分の中にいる知らない１９人のうちの誰かが
相手を通して言わせているとしたら、このことは自分に何を教えてくれるのだろう」
自己憐憫ではなく、
すべてを自分のせいに考えたとき、心のブレはおさまります。
次回は最終回。今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。