夫と私の結婚生活も

もう30年近いものに

なっていますが

義両親を自宅に招いて

食事をしたのは

新婚時代に一度だけです。


夫に言われて

計画したと思います。

本当は凄く嫌でした。

当時はとにかく気まずいから

緊張するからやりたくなかった。


何を話したかも

何を作ったかも

忘れてしまいましたが

何か褒めないといけないと

思ったのか義母に


「このお吸い物いいお味だね」


と言われたことだけは

覚えています。

私の実家の味ですよ!

なんとも嘘くさい。


その後夫は義両親を家に呼ぼうと

言い出すことはありませんでした。

夫の中では結婚したらすべきこと

それが両親を自宅に招待すること

だったのでしょう。

一つ仕事をやり終えて安心と

いう感じですね。


夫の理想とする家族の形に

私は付き合っていたんだなと

思いました。


自宅には招くことはなくなって

義実家での食事が増えました。

これは夫の考える親孝行でした。

結婚したら嫁と実家に顔を

見せに行く!

夫にすれば親への

愛情なのでしょうが

私には義務的でしかなく

家族のまねごとを

してるようでした。

家族ごっこをしていたんだなと

今では思っています。


それは今でも同じで義実家には

夫に着いて行ってるだけで

義両親に家族としての感情が

ある訳ではない。

適当に話を合わせ

おかしくもないのに笑ってみたり

私にしてみれば

家族ごっこをしてるような

ものなのです。