母の義母。

私の祖母ですね。

性格に難ありの人でしたので

同居している両親とは

いつも揉めていました。

そういうこともあって

前にも書きましたが

私は祖母が嫌いでした。

だから祖母も私のことは

嫌いだったと思います。


実家に泊まりに行くと

私達親子は祖母の隣の部屋を

使っていました。

その部屋の入り口は

磨りガラスの引戸なので

人が部屋の前を通る姿は

中からは丸見えです。


ある日の夜中です。

ガタガタという音で

目が覚めました。

祖母が引戸に手を当て

ガタガタとガラスの音を

させながら歩いていました。

トイレに行くようでした。

何かにもたれないと歩けない?

体調が悪いのでしょうか?

いえ!違います。演技してます。


祖母は高齢でしたが

補助がなくても

一人で歩けていたし

廊下も電気が点いていたから

何かに捕まらなくても

トイレまで行けるはず!


寝てる私を起こそうと

わざと音を立てて

歩いていたのでしょう。

祖母は何かに捕まらないと

歩けないくらい体調悪いの!

とアピールをしていたんだと

思います。

思惑通り私は目が覚めましたが

反応はしませんでした。


祖母はオオカミおばあちゃん!

なので祖母の体調悪いアピールを

誰も信じません。

いつも体調が悪いと言っては

母を困らせていました。

でも何か病気が

見つかったことはなく

振り回されて終わり。

誰も信じなくなりますよね。


なのでこの時も

私は無視して寝ました。

なにも夜中にやらなくても!

小さい子どもも寝てるのに。

困ったおばあちゃんです!


祖母は90歳超えの

長生きでした。


続きます。