仲人さんが来られるのに

家にいない嫁と

負けず嫌いの義母ですから

花嫁道具を褒められたのが

気に入らなかったのだと

思います。


私の両親と嫁を攻撃出来て

さぞかし楽しい時間

だったことでしょう。


仲人さんと義母が帰ってから

夫に言われました。

「母さんが

 お客様に出す湯呑みもない!

 お菓子を食べる楊枝もない!

 何にもないんだから!

 って言ってたよ」と。

「だから最初お菓子と道具を

 母さんと急いで買いに

 行ったんだよ!」


さっきは

「要らないのに

 沢山持ってきて!」と

言われたばかりでしたが

私の居ないところでは

「何もない!」

と文句を言っていたようでした。


夫はこの頃洗脳中の

実家依存型でしたから

私にちゃんとしてよね!って

意味で母親が言ってたことを

伝えて来たのでしょうね。


花嫁道具とは逆に

こんな準備も出来ていない!と

私の両親をバカにしてるように

感じましたね。


新しい湯呑みと菓子楊枝が

我が家に残されました。

お客さんなんて滅多に来ないし

お茶菓子を出すようなお客さんは

尚更来ないから

殆ど使うことなく数年前に

さよならしました。

すぐに処分しない私優しい。


あのとき和菓子でなく洋菓子に

してくれていれば

ティーカップもフォークも

お皿も揃っていたのに。

私が対応していれば

ちゃんと準備してましたよ。

洋菓子を!

ムカついて丸投げで家を出た

私の失敗ですね。


そう言えば私のお菓子は

残ってなかったな。

さすが義母!

最初から買ってないのね。


始めからこんなことが

あったので警戒して

私は義両親と適度な距離感で

やって来ました。

義両親に頼ることも

しないようにしていました。

でも夫は最近まで両親に

頼ろうとしていて。

だから言ってやりました。


「親を頼るのはもう止めなさい!

 私がするから!

 もうあなたが

 親にしてあげる番に

 なってるんだよ。

 親は歳を取ってるんだよ」


さすがの夫も気付いたようで

この言葉以来親に頼るのは

止めたようです。

頼ると言っても

駅までの送迎とか

なんですけどね。


今では立場逆転で

「頼むよ!頼むよ!」と

会う度に私が

言われているというね!