義母は30年前の話を

私に自慢するように

話していますが

意地悪な私は逆マウントを

狙います!


でも私は優しいので

義母には聞こえないように

こそこそと夫に質問しました。


「覚えてる?」


まず覚えてないだろうと思って

聞きました。

覚えてなければ私の勝ち!

勝手に逆マウント成功です。

義母には伝わりませんが。


「覚えてないよ!」

「何も?」

「うん!」


夫は何も覚えては

いませんでした。


「よしっ!私の勝ちだ!」

心の中でガッツポーズ!


そんな私の心の中の勝利宣言に

義母は気づくことなく

話を続けます。


「あの時すぐ振り向いて

 話を聞いてやればよかったと

 ずっと思ってたのよ。

 悪いことしたって。

 何かの賞状だったと思うよ

 すぐ見てやればよかった!」


確かにね!

揚げ物してたといっても

ちょっと振り返ることは

出来たよね!

何故しなかったんだろうね?

30年以上経って

まだ後悔してるって

ちょっとおかしいいかも!

息子は覚えていないような

ちっちゃい出来事なのに。


「本当に悪いことしたわ!

 なんで振り向いて

 やらなかったんだろう」

異様な後悔の仕方です。


夫は

「そんなことどうも思わないよ」

と言っていますが

義母聞いておりません。


なんでしょう?

あの後悔の仕方!

理由はわからないけど

わざと振り向かなかったのかな?

だからあんなに後悔してる?



たぶん見せた賞状は

職場の研修で

表彰されたときの物だろうと

帰り道夫が言っていました。

「なんとも思ってないよ!

 なんであんないい方に

 なるんだろう

 あんな話しなくて

 いいのに!」

と義母に相当呆れている

夫でした。


小さな出来事を

大きくして感情的に話す。

義母って

悲劇のヒロイン

劇場型人間だわ。